1月25日(水) ときどき
晴れると云う予報だが、その割に晴天が続くと云うことはない。寒気のためなのか、雲が湧き、太陽を隠してしまう。時には、今にも雨かというような、薄黒い雲が、流れてきたりで、とにかく寒い。
午前中は、出荷作業。菜花の整理などで、今年は、初めて軍手を使って作業するが、その下に、薄いゴム手袋で、二重の保護。それでも、梅雨が冷たくしみてきて、途中暖をとったり。歳を重ねた、ガタのきた身体には、寒さがこたえる日々が続く。午後は、畑に行き、夏野菜のアーチを片付け、引き揚げてくる。
「ソラのこと気に掛けてる人もいるよ」
「そろそろ、包帯、取ってやろうかね。カサブタはどんなか見てやるよ」
と、朝食後、ソラは、ドレスを脱がされた。
「まだ少しあるけど、そろそろ慣らした方が、良いかもね」
一月ぶり位で、身軽になったソラだが、サラシの布でも、一枚まとっていた分寒さは防いでいたのか、寒そうだ。外には出たいらしく、サッシの前に行き、開けてとねだる。外に出ても、すぐに戻ってくる。私たちも、親ばかならぬ、ジジバカ、バババカで、外に出ているソラに声を掛ける。呼んでから、5分か、10分すると、ソラはサッシの前に戻ってくる。あたふたと開けて、中に入れてやっている。