畑のつぶやき

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食、農への思い

放射性物質

2011-04-23 19:42:39 | 食、農への思い

4月23日(土)   いちじ 

大降りにはならないが、ほぼ一日降り続く。南風も強く、暖かい雨だ。雨不足だった、田畑には、よい雨で、野菜も一息つき、田んぼの水も少しは潤ってきた。しかし、喜んでばかりはいられない。いや、危険な雨となる可能性もある。ミカンを栽培している友人から、情報が届いた。甘夏ミカンを、社会福祉協議会に、寄付したそうだ。社協では、福祉施設等で、加工食品にするという。福島の原発事故ゆえに、放射能の測定を依頼した。その分析結果をもらったからと、見せてくれた。

4月の初めに収穫した、甘夏の皮と実それぞれの分析結果です。この数値が、多いのか少ないのか、危険な数値なのか、安全かどうか等は、ここに判断するしかないでしょう。ちなみに、食品安全委員会による暫定規制値は、下記になります。

福島の原発事故の以前は、どんな数値だったのか分かりませんが、250km以上も離れた、私たちの所まで、確実に飛散してきているのは、事実でしょう。そして、この分析は、甘夏ミカンのものですが、福島原発から飛散してきたものだとすると、この地域全体に、同レベルの汚染はあるでしょう。畑の野菜や、ニワトリたちに与える緑餌も、多かれ少なかれ、似たような、数値が検出されるのでしょう。

あわてたり、極端に不安がる必要はないと、思います。しかし、現実がどうなのかは、きちんと把握して、自分なりの、しっかりした判断基準を作っておく必要はあると思います。

今日の作業。 一日田んぼ仕事。田んぼを回り、水の排水口(水手)を見て回り、水位の調整をする。代かき。50a強、8枚。