畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

クローラー

2011-04-08 20:18:40 | 農作業

4月8日(金) 

風の強い薄愚もりの一日。南風だから、寒くはない。

作業  田んぼの水手直し、ハウス周り草刈、田んぼ耕起、水止め

最も条件の悪い、強湿田の作業。昨年までは、泥土との格闘をしながらの、トラクター作業だった。今年の新しいトラクターは、ホイール(タイヤ)ではなく、クローラー(キャタピラ式)走行のもの。メーカーの販売店の説明で、接地圧が少なく、ほとんど泥に沈むことがない、ということだった。確かに、タイヤだと、土との接地はほぼ点のようなもの。その点の4か所で、重い機械を支えている。キャタピラだと、「幅×長さ」の面で支えることになる。理屈では分かっても、現実はと、恐る恐るの作業開始だった。かなり慎重に、機械を運転した。が、作業開始直後に、「これなら大丈夫」と確信した。昨年までは、トラクターは左右に傾いて走行したり、ターンの時には、逆立ち状になったり、運転が難しかったが、全くそんなことはない。タイヤの沈むことのない、乾田での作業と全く変わらず、運転できる。傾いたトラクターで、四肢を踏ん張り苦闘していたのが、嘘のように、ゆったりと運転する感覚で、作業が進む。

おかげで、作業後ぐったり疲れることもなく、予定以上に、作業出来た。これで、どの田んぼも、同じように、耕したり、代かきしたりと、作業効率は良くなる。疲れることもないから、今後の、高齢農業者に、好き味方ができたことになる。