畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

強風

2011-04-19 20:07:49 | 農作業

4月19日(火)   のち 

雨は夜半から降り始めたようだ。起きて、雨戸を開けると、水溜りができている。雨足も強くなり、予報では、午前中は雨の予報。水不足をある程度は解消してくれるのではと、期待していた。雛の様子を見に行った連れ合い、「雨は止んで、青空も見えてきたよ」。7時半過ぎのことだった。その後は、急速に回復し、青空に太陽。雨雲は短時間に通り過ぎてしまう。雨量は、20㎜にも満たない。がっかりだ。

午前中は、苗代の苗に、追肥。農協や郵便局へ。風が強く吹いてくるが、昼食後は畑に向かう。昨日、立てたインゲン用の畝に、支柱とネットを張る作業。風は南風で、寒くはないが、強まってくる。畑の防虫ネットや、べた掛けの不織布もバタバタあおられている。強い風は、作業の妨げになる。こんなに良く晴れて、仕事日和に吹く風は、うっとうしく、いやになる。支柱用のアーチを建て、筋交と、直管で繋ぐ。紐を張り、ネットを通して、広げて、張り、縛ってゆくのだが、強風のため、ネットが飛ばされ、風下にまとまってしまう。とても出ないが、作業できる風ではない。大声で、風に文句を言うが、聞いてくれそうもない。作業を途中であきらめ、そのままにして、畑を後にする。こんな状態で、作業しても能率が悪く、苦労するだけ。

帰宅して、ハウス内。ヤマイモ、大ショウガをトレイに、育苗伏せ込み作業に切り替える。ハウス内にいても、強い風が、ハウスの骨組みまでも、ゆさゆさと揺する。この時期、寒気や、低気圧の通過の影響で、風が強いことはあるが、最近はひどくなったように感じる。気圧の高低差が広がったり、間隔が狭まるなどの、現象でも起きてきたのだろうか。とにかく、緩やかな移ろいがなくなり、極端化してきたように感じるのだが。

こんな風が、吹いているのだろうか。私たちのすむ所は、風上。平気で、屋外作業をしているが、これが北風ならば、と思うと、不安を感じざるを得ない。原発の北側、どんな気持ちで、、、、、。


花盛

2011-04-19 06:22:25 | 暮らし

4月18日(月)  

トラクター、ハロー(作業機で、水田の代かきを専用に行う機械)取り付け。農機販売の社員に来てもらう。初めての取り付けなので、調整などを兼ねて。機械の取扱説明書を読みながら、機械のチェックをする。

午前の予定は、母の病院。待ち時間が最短のように、午前の受付終了間際に、掛け込む。今日は珍しく、早く終わる。一時すぎになることがほとんどなのに、一時間も早く帰宅。

午後は畑作業。花畑。インゲンの植付用に、畝を立てマルチを張る。その後、収穫が終わったマルチを撤去したり、草を片付けたり。何となく、のんびりと、野良仕事。だけど、日が長くなった分、外にいる時間は長くなる。気候もよい。曇りとはいえ、寒くはない。暑過ぎることもない。一年で、最も過ごしやすい季節の一つだろう。

畑は、花盛り。野菜残渣の花がひときわ目を引く。ブロッコリー、あれだけ、脇芽も何度も収穫させてもらったのに、まだこんなにと思うほど、小さな黄色の花を広げている。小さすぎて収穫しなかった、チョウホウナやミズナ、小さいながらも、茎を精一杯伸ばし、これも黄色の花。ホウレンソウは、きれいとは言えないが、やはり花だ。ハクサイは、あの葉っぱと葉っぱの間をぐっと伸ばし、そこから花芽を伸ばし、蕾を付ける。これも黄色の花だが、花開く前に、摘んで頂けば、美味しい「トウダチ菜」。ダイコンは白い花だ。

草も負けてはいない。ハコベはもうは最盛期は過ぎて、白い花より、茶色の種を一杯に撒き散らし、直径40㎝もの円座を占めている。オオイヌノフグリはうすむらさきの花。ホトケノザは赤紫。ひときわ目立つのが、カラスノエンドウ。蔓性の茎をぐんと伸ばしたちあがり、赤紫の花をつけ、こやぶ状に自己主張している。

黄色や紫、白。色とりどりの畑。早い所、茶色一色に、きれいにしなくては。