畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

2011-04-15 20:10:45 | 農作業

4月15日(金)  のち 

一日、田んぼ作業。水の減り易い田んぼ。トラクターで何度も耕し、土をドロドロにする。田面の高い所の土を低い所に運び、田面の均平をはかる。トラクターのロータリーの整地板を固定して、土を引っ張る。トラクターの運転だけだが、ずっと運転席へ座りっぱなしで、座り疲れ。腰には良くない。

我が家の前に空き地がある。面積は300坪ほどある。もともとは田んぼだったのだが、不動産屋にわたり、分譲されてしまっている。我が家も、その一角なのだ。もう30年以上前のことだ。私たちは、うまく農地転用をしてもらえ、宅地として、家を建てられたが、前の空き地は、転用ができず、そのままになってしまっている。この地域の農地の基盤整備が行われ、排水路ができたから、現在では、転用は可能だろう。しかし、30年と云えば、一昔だ。所有者もそれぞれに、移動があり、今では、この土地は、手がつけられない状態になっている。

当然、草刈もなされず、カヤ、セイタカアワダチソウ、シノベ竹などが生い茂る、荒地となっている。今年の早春、この荒地に、雉のつがいが、住みついた。毎朝、まだ暗いうちから、我が家のニワトリに対抗し、「ケーン、ケーン」と、雄たけびを上げている。もう、タマゴは生まれているのだろう。メンドリは、タマゴを温めているのだろう。もしかしたら、雛が孵っているかもしれない。ときどき、顔を合わせる、雉の夫婦。後一月もすると、よちよち歩きの雛を従えて、散歩に出る所に、出会わすことができるだろう。