畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

冷気

2011-04-20 19:31:25 | 農作業

4月20日(水)   のち 

寒い。朝、日の出ころの気温は、3℃だった。日が昇ると、太陽の光は暖かだが、空気はひんやりしている。野良の挨拶も、「陽気が悪くて、おえないねえ」で始まる。

田植も最盛期に近くなっている。田植の終わった田んぼも、多くなってきた。ハウス内で、過保護気味に育てられてきた、小さな苗だ。自然のままの田んぼに移植されるだけでも、かなりのストレスだ。その上、この空気の冷たさ。いくら、水が保護してくれるからといっても、朝の水温はかなり低い。縮こまって、寒さに震えているように見える。暖かければ、すぐにでも、根を伸ばし、養分を吸って、生育始めるが、この冷気に覆われては、ただただ、自分の身を守るだけに、エネルギーを使うことになる。田植え後の生育は、遅れざるを得ないだろう。

最近の4月は、天気も良く、雨も少なく、暖かい日も多い。しかし、このような、極端な低温に襲われることも、たびたびだ。この何年か、周囲に合わせるように、私も田植を早めてきた。しかし、今年からは、方針を変更した。田植を早める必要はない。集落の「早苗ぶり(さなぶり)」=田植を終わらせたお祝い行事も、私の田植えが終わらなくてもやってくれと、頼んだ。自分のやりたいような稲作で行くことにした。とりあえず、今年は、種蒔を一週間ほど遅らせた。25日ころに植え始める予定で、始めている。今の所、予定通りに、苗も育ち、田んぼの準備も進んでいる。天候が、田植日和に田植えをする。天候が芳しくなかったら、延期する。イネと、天候に合わせる田植えに戻ろうと思う。

作業 花畑  インゲン用の支柱にネットを張る。昨日は強風で中止してしまった。少々の邪魔風は吹くが、完了。

    田んぼ 代かき前の草刈。法面の田んぼ側の草刈。田植え前に刈っておくと、その後の管理が楽になる。後手後手で、間に合わな  い時には、端折ることもあるが、今年からは、あせらない稲作。基本はちゃんとやることにする。