ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

クリスマス関連ライブ、全部終了!

2008-12-22 | 日記・エッセイ・コラム

 ふう、やっと、予定されていたライブを全部終えることができました。実を申すと、最近結成したアンサンブル・ユニットに、一番乗り気じゃないのは私でして、これ以上行事を増やしたくないので、「まあ、こんくらいのペースでいいんじゃないの~?」と、釘を刺してる立場なのですが、メンバーに1人、やる気満々の人がいて、「やがては少しでもお金が取れるようになるといいね!」と意気込んでる...。う~ん、この程度の実力で、そこまで期待するのはいかがなものか...? 1人、地味~に考えている、昨今の私であります。

 ところで、昨日は、長年ずっと行きたいと思っていたあるお方のコンサートがあったので、行ってきました。その方が以前、水戸に来た時には、まだコンサートに行くだけの時間の余裕がなかった頃なので、見送り、今回チケットが手に入ったので、かなり期待して行ったわけです。

 でも.....正直なところ.....「六千円返して!」って言いたい気分...。まあ、そもそも千円をケチって、B席にしたのも問題なんでしょうが、昨日の場合、それだけが原因ではなかったと思う。

 まず、会場が、生演奏をするのにはふさわしくない。これはまあ、そもそもホテルの大広間だからしかたないのかも...。そして、音響も、無策という感じ。前座の弦楽合奏にしても、選曲が、ほとんどクリスマスソングばかり、というところからして、「聴衆をナメてる?」って感じでしたが、そこで感じた違和感は、最後まで同じでしたね。

 大きなタイトルを取った経歴のある、今も世界で活躍しているお方なので、さぞや素晴らしい演奏なんだろうと期待して行ったわけですが、1曲目の第一声から、「???」な感じ。更に2曲目も、全くその曲の情感を掴んでいない感じ。その曲は、私が大好きな曲だっただけに、非常にがっかりしました。その後、オペラのナンバーは、さすがにスケールは大きいんだけど、高音部とか、「ここは繊細に決めて欲しい!」って部分も、フォルテでやたら押しまくる。

 結局、どの曲も、あきれるばかりの演奏でした。あと20年も前に聴いていれば、良かったのかもしれないけど...。果たしてピークが過ぎてしまったのか? 背負った看板が大き過ぎたのか? 謙虚さを失ってしまったのか? 元々「大味」の演奏家だったのか?

 更に、アンコールと称して、5曲も歌い、最後は、楽譜を探しながら、ぶっつけ本番的な曲まで登場。しかも、「お金を取って」演奏している「プロ」なのに、「楽譜を見て」歌ってる...。歌のソリストの場合、やはり「暗譜」が常識だと思う。

 まあ、どうでもいいけど、私も、少しばかり人前で歌わせてもらうようになって、多少チヤホヤしてもらってる昨今、気をつけなきゃいけないなァ...。と思える出来事でした。

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2 コメント

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 うーん、きびしいコメントで6千円はお金ねー(... (子猫)
2008-12-22 23:20:04
 うーん、きびしいコメントで6千円はお金ねー(おっかねー)という駄洒落が飛び出してきました。
 察するところ、会場の選定ミス(音響が悪い)の感があります。
 音の響きがいまいちなので、抑えるところをフォルテで押したり、アンコールも予定した曲では音の通りが悪いので、唄い慣れないが少しでも音の通りがよい曲を急遽選曲したということではないのでしょうか。
 昔、音楽の生演奏を聴くことがとても苦痛になったことがあります。
 それは、アマチュアにしろ、プロにしろ間違えた時や、いまいち乗り切れなかった時にとてもしらけた感じになったからです。
 以来、いつ聴いても同じように聴こえるレコード(レコード、カセットテープ、CD)を聴くようになりましたが、生演奏を聴くことへの恐怖を取り払ってくれたのが、ある作曲家のファン仲間です。
 思い切って出かけたコンサートがきっかけとなり、すっかり生演奏のすばらしさにとりつかれてしまいました。
 しかし、今回のお姫さんのコメントを読んで、やはり生演奏は怖いという気持が甦ってしまいました。
 やはり、プロの生演奏は最高の条件で聴かせていただきたいと思います。
 これはアーチストだけの問題ではなくコンサートをプロデュースする人に依るところが大きいと思います。
 
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 思うに、ギタリストの村冶佳織さんにしても、バ... (ポテト姫)
2008-12-23 11:24:57
 思うに、ギタリストの村冶佳織さんにしても、バイオリニストの天満敦子さんにしても、CDやテレビを通してでも、実際の「音」そのものに惚れて、ファンになりました。でも今回の演奏家の場合、実績やプロフィールだけから、「そんな凄い賞を取ったからには、どんな素晴らしい演奏をするんだろう?」と、評判だけが頼りだったわけです。そこに問題があったのかもしれませんね。
 今回の演奏会については、決して主催者側だけの問題ではないように思われます。アーティストは、そもそも、音の行方には、最大限に気を使うもので、たとえどんな環境でも、ベストを尽くすはずなんです。
 それがなかったってことは、その演奏家には、そういう姿勢がなかったんでしょうね。私の意見は厳しいかもしれませんが、その方が「素人」などではなく、世界を相手にしている「プロ」でである以上、その辺は意識して欲しかったと、勝手に思っているわけです。
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