大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

平和楼(北区・新梅田食道街)

2004年12月16日 12時28分48秒 | チャイニーズ
 「中華が食いてぇ」と紀香が叫ぶ。明日は【ムーンソルトオフ】という大型オフがあったりするので、今日は健全に、日付か変わるまでに帰ろうということになり、それなら『新梅田食堂街』ということになった。【大阪グルメ倶楽部】のオフでは中華料理系オフの比率が低いのだそうだ。そういえば中華料理系のオフはメンソールが主催した【中華薬膳オフ(追立)】と【四川料理オフ(好吃)】の二回だけだわな。言われてみれば、フレンチ・イタリアンのオフが多いかもしれない。

 じゃ今度は陳健一を倒した道筆シェフの店『道』でオフでもしましょうかね。梅新にある『重慶飯店』も意外と穴場だし、ここ一番の『決め』のデートに使うなら『燦宮』がいいかな....。そういえば『鴻福門』でデートしようね、と約束していたちえぞう嬢は、デートが実現する前に旦那の転勤で千葉へ行ってしまったな。


 JRの高架下にある『新梅田食堂街』は、最近では『Vintage Inn』や『Le VinBien』などおしゃれな若者向けの店も増えて来ているけれど、昭和20年代から続いている歴史のある食堂街なのだ。メンソール個人的には『ジャファンス』姉妹店の『あさぎ』やバー『セブンシーズ』なんかがお気に入りだったりする。
 
 紀香が選んだのは『平和楼』だった。この店は創業50年以上のはずで、親子孫と三代に渡って通ってくる人もいるという。店主の名輪氏のスマイルは、この『新梅田食堂街』でも名物だ。『新梅田食堂街』というと、なんかごちゃごちゃしていて、店内もそう広くなさそうなイメージがあるが、この『平和楼』は結構広くて60席ある。店を入ってすぐはキッチンになっていて、その奥が客席だ。各種の宴会なども受け付けてくれる。


 壁際の席に案内され、オーダーを取りに来たので、まずビール。ビンか生かと聞かれたので、生にする。最近メンソールは不思議に思うことがあって、ビールをオーダーするとビンか生かと聞かれるけれど、なぜ缶はないんだろう。試しにこの日缶ビールと言ってみたら、ありませんと言われてしまった。多分コストの問題なんだろうと思う。

 オーダーはエビのチリソース、アワビ・イカ・ウズラ玉子の旨煮、餃子、辛椒鶏。エビのチリソースはメンソールの好きな料理の一つなんだけれど、あまり美味しいエビチリを出してくれる店に遭遇したことがない。多分メンソールが初めて食べた中華料理が、四川料理~北京料理だったことも多少影響してるんじゃないかとは思う。ここのエビチリは、衣の付き具合というか歯ごたえというかも心地よかったし、甘辛いチリソースも、酢の酸味と共にトマトの酸味も感じられて、おいしいものだった。久しぶりにはしゃぎたくなってきた。

 アワビ・イカ・ウズラ玉子の旨煮は変換できない漢字が書いてあったが、三白(三つの白い素材、アワビ・イカ・ウズラ玉子)と野菜の旨煮だった。しっかりしたよい味だった。この店では、料理が運ばれる度に取り皿を交換してくれるので、チリソースを取った後の皿に、旨煮のような淡白な味の料理を入れて、料理を台なしにしてしまうということがない。当然と言えば当然なんだけど、こういう心配りは有難い。まぁ、取り皿が出てこなかったら要求するけどね。

 辛椒鶏はメンソールのオーダー、メンソールは中華料理の中では鶏肉を使ったものが特に好きだったりする。甘酢鶏はメンソールが中華料理を食べるときには必ずオーダーするんだけど、この日は辛椒鶏にした。弱った胃には刺激を与えるべしとメンソールは思っているし、昼もLee20倍カレーだった。辛椒鶏(辛椒と言うのは唐辛子のこと)は料理名から受ける印象とは逆に、優しい料理だった。もちろん辛かったんだけど、激辛といった風ではなく、鶏肉の持つ旨みと調和した優しい辛さで、メンソールの体調が万全ならばかなりビールが進んだと思う。
 
 それから餃子と春巻き。この店では必ずと言っていいほど春巻き(揚げ春巻き)をサジェストされる。餃子はサーブされる時点で、タレがかけられている。安未果が合理的だと言っていた。

 紀香は紹興酒に移行した。安未果は桂花酒。ええなぁ。メンソールはやはり中華料理を食べるときには紹興酒が一番だと思っているし、普通だったらビールなんぞすっ飛ばして紹興酒から始める。ドクターストップがかかっていなければの話だけど....。

 最後に紀香が選んだ一品は、ピータンだった。ピータンは独特の臭いがあるので、苦手な人も多いらしいが、メンソールは大好きだ。でも、ピータンなんて食べるのは何年ぶりだろうと考えてみたら、三年くらい前にFENさん宅で、手料理をごちそうになった時のことを思い出した。ザーサイとピータンを刻んで豆腐に乗せ、酢、醤油、胡麻油で仕上げる中華風冷奴は、それ以来メンソールの食卓にも登場することになる。けれど、ピータンのみを単独で食べるとなると、ずいぶんと前のことで、前回はいつだったのか思い出せない。

 紀香と安未果は、それぞれ紹興酒と桂花酒をお代わり。メンソールはやっと此の頃にビールを飲み終え、烏龍茶へと移行するが、中華料理を目の前にして烏龍茶とは寂しい限りである。ちなみにここの桂花酒は、一般的なものとは違って、赤ワインのように色が濃い。メンソールは飲んだことはないんだけど、ひょっとしたら美味しいのかもしれない。

 全体的には、しっかりした味付けで、メンソールの好みの店です。ちょっとしっかりしすぎてるんじゃないかと思う部分も有るんですけどね。『新梅田食堂街』のメリットの一つに、駅が近いのでギリギリまで飲み食いが出来るということが挙げられます。実際21:30をすぎてから最後のピークが来るようで、飲み会の後の仕上げにラーメンやチャーハンなどを食べに来るサラリーマンの姿も見受けられます。


【店  名】 平和楼
【ジャンル】 中華料理
【電話番号】 06-6311-4704
【住  所】 大阪市北区角田町9-26 新梅田食堂街一階
【営業時間】 11:30-23:00(22:30ラストオーダー)
【定 休 日】 無休
【そ の 他】 全60席

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