中国税関は違法に輸入された冷凍肉類30億中国元(HK$3.8 billion)相当を差し押さえた。税関は香港が密輸の通過点になっているという(6月24日SCMP)
これらは牛肉、鶏肉、豚肉などで中には40年も前の古い肉もあるという。最近の摘発は海南省長沙で行われたが、官憲は1000万中国元相当の牛肉、鶏足、アヒルの首肉など800トンを6月1日地元の卸売市場で摘発したと新華社通信がつたえた。
長沙で発見されたものは、香港にコンテナで搬入されたもので、そこで梱包されその後ベトナムのハイフォン港に送られた。その後は小口の貨物に分けられ国境の町モンカイに送られたものが中国に密輸されたもの。長沙に到着後はさらに仕分けされてから、中国の広東、四川省や重慶に送られ、飲食店、スーパーマーケットやオンラインで販売された。新華社によれば長沙での摘発では20人が逮捕された。
これらの肉の原産地は明らかにされていないが、包装の押印などから1970年代の品も含まれていたという。「トラック全体が臭い、ドアを開けたらいたたまれなくなった」と取し待ちにあたった係官はいう。12時間の運送で長沙到着の際には一部の肉はすでに溶けはじめ手痛がれt再凍結のために冷凍庫に再び入れられた。
香港食品安全局によれば、人の口に入り消費されるものは検査が必要である、しかし通常は輸出や再輸出されるものについての検査は行なわれてはいないという。その実務は国際基準に従っていると政府筋はいう。
「香港は積み替えの場所として利用されている。市内に入るすべての食品を検査することは政府も困難である。また他国に向かう貨物をここでの労力を使い検査することは公平ではない」とその筋はいう。香港の税関筋は海外からのものが合法的な入荷かどうかの検査は一部行われ、香港から再輸出されるという。また税関職員は、疑義のあるものについての検査はしている。冷凍肉についての様々な押収はときどきある。しかし押収された量は比較的少ないという。
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