世界の魚食をまかなえなくなる FAOの警告

過剰漁獲は、多くの人々がすでに栄養価の高い食べ物を食べるのに苦労している開発途上国の地域では特に悪い状況だと、国連食糧農業機関（FAO）の報告書が警告（7月9日DailyStar.LB）

FAOの漁業・養殖部門の責任者であるManuel Barangeは、「海洋資源への圧力は大きすぎるため、漁業の状態を改善するために政府からのコミットメントがさらに必要である」と述べた。

トムソン・ロイター財団は、「アフリカは将来、魚を輸入しなければならないと予測している」と語った。トムソン・ロイター財団によると、不足が価格上昇につながり、貧困層に不利な影響を及ぼす可能性があると付け加えた。Barange氏はアフリカは水産養殖の可能性が高いが、資金、飼料、魚の供給の面で支援が必要だと述べた。

過去40年間で最も急速に成長している部門である魚類養殖業は、より多くの魚を利用できるようにする大きな責任を負っているという。

海洋の漁獲量が減少し続けるにつれ、より多くの国が養殖場に目を向けている。 アルジェリアでは政府がサハラ砂漠の農家に収入を増やし、魚の生産を増やすために魚を栽培するよう奨励している。批評家は、それが環境に害を及ぼし、病気や侵略種を野生に入れることになるとしているが、Barange氏は「適切な規制、立法、モニタリングとコントロール」が必要だと述べた。伝統的な漁業国家はまた、栄養改善と飢餓の撲滅の可能性を促進していると。

世界的に見て、持続不可能な水準で漁獲された漁業の割合は、2013年の31.4％から2015年には33.1％に増加した。1974年にはこれが10％であった。魚の消費量は、1961年の9kgから20.2kg /人に達し、健康意識の高い消費者が魚に変わるにつれてさらなる上昇が予想される。

現在、32億人の人々が、動物タンパク質摂取量の約20％を魚に依存している。

国際的な非営利団体WorldFishのプログラムリーダーは、損失と廃棄物の削減が漁業を持続可能にするための長い道のりと言い、漁獲量の35％が捨て去られると述べている。「魚の頭、魚の骨は、最も栄養価の高い部分。革新的なソリューションを使用して、これを栄養価の高い美味しい食べ物に変えないのはなぜ？と彼女は言う。