memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ダイナマイト漁が棲家を破壊    タンザニア (1)

2014-09-21 14:21:31 | 海事

タンザニア沿岸の豊かな海洋生物がダイナマイト漁の脅威にさらされている。 漁師らが漁獲を最大にするために爆発物を用いるからだ(9月3日BBC)

「爆発物による漁は海中の魚の棲家を破壊する。そこは魚が再生産する場所なので大きな打撃となる。特にまき網を行う我々への影響は大きい」と32歳の漁民は語る。「魚の数が劇的に減少して今までのように獲ることができなくなった」とインド洋の美しい静かな水に船出の準備をしながら彼はかたった。彼のような小型のボートがfタンザニアの数千kmの沿岸に点在している。

彼と仲間はかつて警察から原油を使った漁をしているものがいることを聴かされている。然しそれを食い止めることは出来ていない。「彼らは逮捕されても賄賂を払い戻ってくる。もし彼らを見つけて通報すると、マークされてボートに爆発物を投げられることがある。だから怖くて報告も出来ない」という。もしこの違法行為が停止されなければ、タンザニアの海はしだいに海の荒野となるだろう。

EUが創設した漁業プログラムSmart Fishによればタンザニアは爆発物を利用した大規模な漁が行われるアフリカ唯一の国という。違法ではあるもののタンザニアの沿岸すべてと近くの沖合いの島々では依然爆発物による漁が行われていることが報じられている。

漁業h資源保護局次長のBaraka Mngulwiによればそうした爆発物は鉱山、船舶解撤、道路工事現場などからのもので、さらに自作する場合もあるという。爆発物の導火線に火をつけて船殻船投げ込むのだ。爆発物による水中衝撃波は魚を威嚇し、その浮袋を破裂させる。よって魚は表面に浮き上がり、海上で待ち受けていた網に回収される。


数千人が貝ひろい   中国区山東省

2014-09-21 14:20:52 | 亜細亜海道

山東省で数千人が貝ひろいに精を出している(9月3日BBC)

この浜は以前は民間所有の貝の養殖場であったが、最近政府が一般に公開したものでその長さは4.5kmにおよぶ。週末にはこのニュースが広まり地元住民だけではなく魚養殖業者や商人までがこの湿地に繰り出し貝を採取した。「貝類の数よりも人の数のほうが多いのでは」とある漁業者は話している。


タコは食用に養殖できるのか? (2)

2014-09-21 14:20:16 | 水産・海洋

スペイン北西部の漁業組合はタコを生簀で養殖している。クリスマスや夏場の時期には大型のものであればキロあたり10-12ユーロとなり通常の倍の値段となる。いまのところ 小規模養殖は地元の生産者によるものがVigo, Galiciaなどで行われ、その生産量は年間10トンほどである。

然しこの方式は当初の漁獲状況による。つまり獲った小型のタコの状態によって結果が決まる。こうしたことから人工で種をとる方式の養殖タコはいまだ商業的成功していない。過去15年間にわたりVigo にあるスペイン海洋研究所 (IEO) はタコの養殖の問題の克服のために取り組んできた。そして現在はそんp全生涯の養殖に取り組んでいる。つまり孵化から水揚げまでのサイクルである。彼らは完全養殖に2001年成功している。

この試験では生きた甲殻類の幼生、ゾエアを通常の餌となるアルテミ、ブラインシュリンプを餌として与えている。しかしゾエアを大量に確保することが難しい、この大量生産は法外なコストのかかるものとなる。こうした理由から研究者らは幼生の生化学的解析に取り組んでいる。何が肝要でありタコが旨いと感じるのかを調べている。是が実現すればアルテミアについても同じことが言える。しかしタコがある一定の大きさになると解決すべき次のステップがある。paralarvae から juvenile幼生への変態である。この時点でタコの死亡率はピークとなる。(以下省略)