memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漂流していたガーナ、リベリア、ナイジェリア人ら74人を救助  チュニジア

2014-09-08 11:03:14 | 海事

ZARZIS  (AFP)発:チュニジアの漁民が難民74人を木曜日救助した。彼らはリビアを離れた後イタリアをめざしゴムボートで5日間漂流していたものと当局者が発言した(8月21日AFP/Vanguard)

この難民等はバングラデシュ、ガーナ、ナイジェリア、トーゴ人が主でトリポリ近くのTajuraからをしゅっこう出港したものと赤新月社のMongi Slim がAFPに語った。それ以前に救助されたバングラデシュ人はリビアのZwara港からイタリアの沿岸を目指したが嵐に遭遇したと語った。その人物によれば食料と水が尽き果てたときにチュニジアの漁船に発見されたという。

AFPの通信員によればこれらの難民等はチュニジア南部のZarzisに上陸したときには極度の疲労状態にあったといい、緊急支援が与えられた。今月の初めにはチュニジア沿岸警備隊がリビアからイタリアのLampedusa 島に向かったもののZarzis沖で船が故障した阿附フィか難民90人を発見した。難民等はたびたびチュニジアあるいはリビアから危険なボートでLampedusa島を目指す。昨年10月と今年の2月には数百人が海上で命を落としている。


真空ポンプでの魚の取り上げがもっとも優しい   ノルウエー

2014-09-08 11:02:23 | 水産・海洋

Nergård Havfiske ASとの共同試験の結果従来のように甲板の上に魚を揚げる方法よりもトロールのコッドエンドから真空ポンプで魚を吸い込むほうが魚にとって優しいことが判明した(8月22日TFSND)

 生残率が高い、鮮度が良い、など今後のトロール漁船のあるべき姿を知ることが出来た。試験はこの5月にトロール船“J. Bergvoll” でおこなわれランプぬえに網を引き揚げる方式よりも魚種によっては生残率が80%~100%向上することが認められた。トロールで漁獲された魚がタンクの中で5~6時間生きており筋肉中の血液をぬくのに十分な時間である。「これはトロール船のコッドエンドから真空ポンプで魚を取り上げる方式としては初めてのものである。

「ポンプ方式によれば魚は常に水中にいることになり、左官は重力の影響を受けない。そのためにこのトロール漁獲は釣り物の魚と同じような価格を得られる」とNOFIMAのKjell Midlingはいう。この新しい技術にあってはノルウエー水産物研究基金(FHF)の資金援助を受けて研究される。何人かの船主は船を改造あるいは新造する際にはポンプ設備の導入を検討しはじめている。Nofimaは Nergård Havfiske AS魚社、造船設計者,機器メーカー、ポンプメーカーなどと協力してポンプで取り上げた魚の品質を可能な限り最高のものとする努力を続ける。

「活魚に関するの知見はトロール漁業にとってきわめて重要なものとなる。新しいこの技術は25年間におよぶ魚が耐えることの出来る、かつ生き残りできることの経験に基づくものだ。今後は新技術をいかに実行するかにある」とMidlingはいう。(以下省略)

 


スコットランドのムール貝が主役    英国

2014-09-08 11:01:53 | 

環境に優しいことが証明されているスコットランドのロープ養殖によるムール貝がBBCのHorizon番組で昨夜放映された(8月21日FUD)

2部からなる番組はMichael Mosleyがホストを務め、肉の消費とタンパク質摂取での倫理的な方法についてのものであった。この番組の中でプレゼンターはロープ養殖の実態を探るためにシェットランドムール貝の現場を訪ねている。その養殖場はスコットランド貝類マーケテインググループ(SSMG)のメンバーのもので、ムール貝はロープに吊るされた状態で成長する。

ムール貝の幼生(浮遊ラーバやスパット)は自然にロープにつき、海中のプランクトンを食べながら成長する。彼らの検証によれば、BBC HORIZONはタンパク質摂取の最良の方法はロープで育ったこの貝を摂ることであるという。この結論はスコットランド養殖調査フォーラム(SARF)の報告によるもので、SSMGが数年前にムール貝のカーボンフットプリント(CF)について調査を行っている。それによればムール貝のCFは牛肉生産の19分の一であるという。番組の中でDr Mosley は「ロープで育ったムール貝は世界の動物タンパク質のなかでもっとも効率よく美味なものである」と表現している。