
タンザニア沿岸の豊かな海洋生物がダイナマイト漁の脅威にさらされている。 漁師らが漁獲を最大にするために爆発物を用いるからだ(9月3日BBC)
「爆発物による漁は海中の魚の棲家を破壊する。そこは魚が再生産する場所なので大きな打撃となる。特にまき網を行う我々への影響は大きい」と32歳の漁民は語る。「魚の数が劇的に減少して今までのように獲ることができなくなった」とインド洋の美しい静かな水に船出の準備をしながら彼はかたった。彼のような小型のボートがfタンザニアの数千kmの沿岸に点在している。
彼と仲間はかつて警察から原油を使った漁をしているものがいることを聴かされている。然しそれを食い止めることは出来ていない。「彼らは逮捕されても賄賂を払い戻ってくる。もし彼らを見つけて通報すると、マークされてボートに爆発物を投げられることがある。だから怖くて報告も出来ない」という。もしこの違法行為が停止されなければ、タンザニアの海はしだいに海の荒野となるだろう。
EUが創設した漁業プログラムSmart Fishによればタンザニアは爆発物を利用した大規模な漁が行われるアフリカ唯一の国という。違法ではあるもののタンザニアの沿岸すべてと近くの沖合いの島々では依然爆発物による漁が行われていることが報じられている。
漁業h資源保護局次長のBaraka Mngulwiによればそうした爆発物は鉱山、船舶解撤、道路工事現場などからのもので、さらに自作する場合もあるという。爆発物の導火線に火をつけて船殻船投げ込むのだ。爆発物による水中衝撃波は魚を威嚇し、その浮袋を破裂させる。よって魚は表面に浮き上がり、海上で待ち受けていた網に回収される。
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