memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

中国の海賊北朝鮮の漁民を襲う  黄海

2013-03-22 08:55:37 | 海事
中国の海賊がたびたび黄海の北朝鮮領域に入り北朝鮮漁民を殺害した。漁船さえも取り上げたと発言した。(3月5日DONGA ILBO)

2009年に中国海賊は北朝鮮兵士により銃撃され殺された。その緊張関係が両国間でしばし続いている。脱北者Kang Seong-hyeon(仮名)はかつて黄海で海外貿易に携わっていた。そして2年前に韓国にやってきた。その彼がソウル根拠の北朝鮮改革放送に中国の海賊が黄海で活動していることを伝えた。

これは北朝鮮領海内に侵入した中国海賊により北朝鮮兵士が殺されたことのはじめての報告である。脱北者の深層インタビューは放送される予定である。ラジオ放送は北朝鮮の人々に向けたもので、韓国にいる脱北者が運営している。Kang氏は「中国の海賊はしばしば平安北道県の鉄山半島の沖合いに現れるという。やつらは漁民を殺し、漁船を奪い逃走する。これら海賊は簡単に武装できる。中国では闇で銃器が数百ドルで入手できるから」

中国の海賊は中国の製造による漁船をハイジャックし、海賊はこれを中国で売り多額の資金を得る。北朝鮮漁民は中国に行き中古船を購入する。80馬力の漁船で3万ドル程度で、54馬力で1.5万ドル程度である。中国の海賊が盗んだ船を売ることは他国でも知れ渡っている。北朝鮮は海賊らがどんな振る舞いをしようとも取り押さえることが出来ない。スターリン主義の国のパトロールボートは中国海賊を捕らえるには古すぎる。それは通常5トンクラスの船でエンジンを2基搭載している。


湾内で最後の商業漁   サンフランシスコ   (1)

2013-03-22 08:54:51 | 水産・海洋
Dennis Deaverが夜半にAlamoの自宅で税金のことを処理していると緊急電話が鳴った。それはサンフランシスコ湾の漁の話だった。ニシンがきていると(3月3日ContraCosta News)

銀色の体の魚が潮にのってやってきた。Tiburon近くの浅場な大量の黄金色に輝く魚卵で塗りこめられている。たぶんその日のううちに、あるいは数時間で魚は外洋にもどってしまう。

真夜中に、Deaverとその仲間二人は High Flierに乗り、6から8インチの魚がいる場所に一気に乗り出した。この魚の魚卵がサンフランシスコ湾で最後の商業漁を支えている。「長い衰退の後、ニシンがもどってきている」とベテランのDeaverはいう。彼は夜間操業の後サンフランシスコの45番桟橋にもどった。彼の刺し網漁船は17.5トンのニシンを積んでいた。「上向いていることは我々にとって良いことだ。これはサケ、その他の魚、ペリカン、アザラシなどニシンを餌とするものにとって好都合だ」という。

漁業桟橋でDeaverの漁獲をポンプが吸い上げていると2頭のアザラシが現れ、頭上ではカモメが騒がしい。ペリカンも近くにやってきて海に落ちたニシンをがつがつ食べている。この湾のどこでも、岸辺にいる人々は海鳥が騒がしいことを知った。ニシンは湾内で12月から3月の間に岩場や海草あるいは桟橋などに4回から10回産卵する。金門橋からイーストベイ、ノースベイ、サウスベイなどの海岸である。

気候変動の脅威   ベトナム

2013-03-22 08:54:04 | 亜細亜海道
MEKONG DELTA 発:持続性のある養殖業が気候変動にみまわれている、また食の安全についても懸念があるとしてアジア太平洋養殖センターネットワークNACAが最近カントー市で会合を開いた(2月27日VNN)

NACA加盟18カ国からの代表者らが3日間会議し、本日終了した。農業および地方開発省大臣Vu Van Tamは第24回NACA年次総会でメンバーに対し、達成した案件にについての情報交換、体験、各国が抱える問題などの交換を呼びかけた。またこの会議ではNACAメンバーや国際団体との協力強化にも取り組む。NACA メンバー国は豪州、バングラデシュ、カンボジャ、中国、香港、インド、インドネシア、イラン、ラオス、マレーシア、ミヤンマー、ネパール、パキスタン、フィリッピン、スリランカ、韓国、タイ、それにべとナムである。

NACAによればアジア太平洋地区における一人あたり年間水産物消費は29kgであるという。2011年以降ベトナムの養殖部門は年間生産量300万トン以上を掲げ、平均成長率は16%である漁業局次長のNguyen Huy Dienはいう。 「日本、米国、欧州諸国などで養殖生産は縮小したり停滞しているが世界の生産はひきつづきぞうかするであろうう」とDienはいう。「我々NACAメンバー諸国は依然、世界養殖生産におけるリーダーである」と。

養殖業は食料や栄養確保において重要な貢献をしてきた、とくに開発途上国などにおいて。「中国、ベトナム、インド、インドネシア、バングラデシュなどのアジア諸国はコイ、テイラピア、ナマズなどの養殖で恩恵を受けてきた」 とDien。「安定した収入源や生計に何百万の雇用が創出された」と。
しかしながら、最近の急速な世界の養殖の開発では打ち続く財政経済危機や大規模な気候変動による脆弱性と極端な気象現象、沿岸域の劣化や汚染、海洋及び淡水の環境、病害、魚類養殖における薬物や化学物質の乱用といった問題が生まれている。

気候変動の影響とその結果については十分注意を払う必要があると。養殖業は気候変動に対して敏感であることが知られ、気候変動や自然災害にさらされる影響が大きいとDienはいう。「よって自分はNACA加盟諸国は各地において持続性のある養殖を推進する重要な役割を演じることを勧告したい」と。(以下省略)