memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

若者がサメを運ぶ    ソマリア・モガジシオ

2013-03-01 00:03:13 | 水産・海洋
若者の漁師が戦いで傷ついた首都モガジシオの通りを8フィートもアル大きなサメを担ぎさりげなく歩いている(2月12日MAILONLINE)

背後の弾痕があばたのように残る崩れそうな建物はこの街の過去を常に思い出させる。強烈なアフリカの陽光のした彼は市場に向かっている。ソマリア沖合いのインド洋はマコサメ、シュモクサメ、などを含む数千の生物に満ちている。

漁師等はしばしば海でサメを獲り市場で売る。彼らが型にサメを乗せて通りを歩く光景は日常のこと。サメ肉は乾したり塩漬けにして輸出される。ソマリアは20年以上続いた政情不安と市民戦争により衰退した。1993年の悪名高いブラックホーク墜落事件は米国が介入した際に発生、それにより地上もっとも危険の評価を与えられた。国連とソマリアの部隊が主要地域でのAl-Shabaab のような過激派に勝利した。これにより力の真空地帯が生まれ効果的な警察力の欠如で暴力抗争が発生した

ソマリア沖の海賊は儲かる仕事になったがそれは海域での違法操業に対抗するものとして始まった。政府が1991年に崩壊して以降、マグロの資源に富んだ海が世界中から誰でもやってくる海にかわった。2006年国連は沿岸警備が行われないことによりソマリア水域は各国の漁船により違法に略奪され地元漁業者に損害を与えたと報じている。ソマリアの漁民らは彼らの生計が脅威にさらされていると主張、違法漁船との戦いや彼らが税を払うことを要求している。

外国船舶が放射性物質を含む危険物をこの海域に投棄し沿岸住民に健康被害をも生んでいる。


大漁で儲けも出た   ベトナム漁民

2013-03-01 00:02:14 | 水産・海洋

天候不順にもかかわらず、1月には国内全体で202,500トンを水揚げ、昨年同期比で3.8%増加したと漁業省が発表(2月12日TFSND)

このうち195,000は海面漁獲で残りはない水面からのもの。大漁をしたのはすべて南部地区で Kien Giang (35,000 tonnes), Ba Ria – Vung Tau (22,000 tonnes), Ben Tre (14,000 tonnes) ,Tien Giang (5,000 tonnes)となっているとVNSが報じた。先月は二つの嵐が南部を襲い、熱帯低気圧が北部に影響漁業や養殖業にも影響した。しかしながらマグロ、アジ、カタクチイワシなどがこの数週間漁獲された。

中部地区のマグロ漁業の中心である Binh Dinh省では1月にはマグロ618トン漁獲を前年同期比で54%増加した。同省の当局者であるMai Kim Thiによればこれはマグロの盛漁期であるためと。マグロの現在の価格はキロあたりVND60,000-65,000 昨年の半値となった。しかしながら漁船は航海ごとに4000万ドン(18万円)から1億ドン(45万円)の利益を上げているという。

中部地区の Quang Ngai では1~4センチの小型のエビRUOCが大漁に漁獲された。漁船1隻で一日当たり500キロから2,500キロを漁獲した。地元漁師によればエビのキロあたりVND20,000-35,000で、漁船1隻1日あたりの稼ぎはVND8-52 million (US$380-2,400)という。このエビは海岸から1海里ほどのところで獲れ4月まで漁獲が可能という。Quang Ngaiには7,000隻の漁船があるが10日から始まった旧正月(テト)の前に好調であったという。

Binh Son地区 Binh Chau集落の漁師 Tran Van Quocは先の操業で2億ドンを稼いだという。


マダラの回復は暗鬱を軽減するか

2013-03-01 00:01:19 | 水産・海洋
今は北極海の夜明け前の時間、雪が吹きつけKurt Ludvigsenにとっては強力なサーチライトを使っても漁具についたブイを見付けにくい。しかし49歳のノルウエー人の彼はその条件に悩まされることなく彼の弟のTrond totomoni網のマダラを振り落とす(2月10日Reuter)

「逆説的だが今年は魚が多すぎる」と年長のLudvigsenはいう。「値段が3割下がったのでがんばらなくては」という。6年前には米国の科学誌が、状況から見てすべての魚種が2048年には破滅すると予測していた。
ノルウエーとロシア沖合いのマダラの大漁、それに先進国である米国から豪州にかけての漁業資源の回復について多くの研究者らが乱獲された世界の魚資源は荒漠からはやや逃れたという。しかし開発途上国沖合いの資源、太平洋やカリブ海などの資源は依然急速な減少を見せているが、この問題は逆転できないものではない。

「概観すれば2006年に見たものと比較すれば改善されている」とカナダDalhousie大学生物学教授のBoris Wormはいう。彼はScienceに発表された2006年についての主著者である。「孤立した事例よりもかなり多くのものがある」と彼は言う。
多くが危機に瀕している。漁獲と養殖による漁業は国連のFAO統計によれば8,200万トンを供給している。というそのFAOは地球規模で乱獲が進んでいるという。

マダラはFAOのリストによれば漁獲第11位の魚種で、ペルーのカタクチイワシ、カツオ、大西洋ニシンに続くものでさまざまな運命を抱えている。カナダ東沖合いの禁漁は依然継続、EUの漁獲枠は今年も変更されていない。ノルウエーとロシア沖の漁獲枠は記録的な102万トンとなった。1990年の値の6倍に相当する。

原因の一部として地球の温暖化でマダラの生息地が北に移動したというものがある。オスロとモスクワによる厳格な管理が役割をる果たしたものと漁業専門家らはいう。
こうした心強い事例の中で、米国沖合いの漁獲は2011年14年ぶりを記録した。「魚資源の回復に感謝」と米国のNOAAはいう。米国は大西洋カジキ類、夏場のカレイ類、ニューイングランドのホタテ、太平洋リングコッド、大西洋中部のブルーフィッシュなどで好ましい結果が見られると米国の環境団体PEWが伝えている。

昨年9月には科学誌が先進国沖合いでは持続可能なレベルに向かっていることを報じている。「今我々は漁業の回復が可能であることを知った」とカルフォルニア大学サンタバーバラの教授Christopher Costelloはいう。それは明瞭なことだが10年前には多くの人びとはすでに資源は消滅し回復は不可能といっていた」と。(以下省略)

クルーズ客船の避難訓練で乗組員が死亡   カナリア諸島

2013-03-01 00:00:12 | 海事
カナリア諸島で行われた客船からの避難訓練が悲劇に変わった。ライフボートが20m高さから落下、中にいた乗組員5人が死亡(2月11日MP)

Maiami Heraldによればこの事故は2月10日英国が運行するThomson Majestyで発生したもの。このクルーズ船には1,400人の乗客がいたが彼らの負傷はなかったと。また負傷した乗組員も回復したとラスパルマス港湾局が報じている。
本船は日曜日朝にサンタクルーズ港に接岸、隣の島の港のLas Palmas de Gran Canaria から到着したもの。大西洋中部のマデイラ島のFunchalに午後3時に出航の予定であった。事故発生で船長は転覆したボートにダイバーを要請した。このため出航は予定より一日遅れることになった。「死亡した船員の3人はインドネシア人、フィリピン人とガーナ人がそれぞれ1人であったと当局が発表している。