memories on the sea 海の記録

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マグロ資源崩壊防止に努力        セイシェル (2)

2010-02-25 00:01:04 | 水産・海洋
一年ほど前、大規模マグロ買い付け会社とWWFは強力な連合組織の国際水産物資源意地基金(ISSF)を設立している。 参加企業は東部太平洋からのメバチの買い付けを拒否、その理由は同地区のRFMOが常に科学的勧告を無視していることが理由だと、 ISSFの会長Susan Jacksonはいう。ボイコットが功を奏し、東部太平洋での保護計画がいまや机上にのぼった。そして今、インド洋マグロ委員会(IOTC)の番である。「北のマダラが失われ経済が破壊されたことを思い出すべきで、クロマグロも総崩れになるだろう。インド洋においてはつらい痛みなしに進んだ先にあるものを学ぶべきである」とデルモンテ者の前副社長のJackson氏は言う。「世界の耳目はIOTCに注がれている」と彼女は言い、この先の3月の会議は重要という。これまで無視されてきた保護の見直しが必要だと。

さまざまな参加者がIOTCのセイシェル会議でIPSに語った。28カ国のうちには地元アフリカ諸国、EU諸国、スペイン、フランス、スリランカなどが参加、まさに機能不全である。
「イランはキハダの漁獲報告ひとつだに報告しない」正しく資源管理をするためには各船の許容漁獲の漁獲量と種類を報告する義務があるにもかかわらず。

ISSFがIOTCマグロをボイコットすることはブラックメイルにあたるのではないかというIPSの質問に対して、「われわれとしては参加各国に対して科学的パネルの内容をすすんで採用することを勧告している」と、Jackson女史は答えた。「われわれの組織に参加している各社は各地のRFMOは科学者の勧告する保護方式に従うべきと考えている」と同女史。「われわれの提唱の役割は科学によって支持されている。世界で最高の科学者も含まれ彼の言うことは直ちに実行されるべきなのだ」

セイシェルの環境天然資源運輸担当大臣のJoel MorganはISSFの行動を支持し「マグロはインド洋にとってのみ重要な資源というわけではない、この地球全体にとってだ」とIPSに対し語った。気候変動によって、主に水資源を原因としての産物生産が減少している、漁業はさらに重要なものとなるだろう。もし、漁業における資源の持続的維持が不可能となれば人類は壊滅的状況に直面するとMorgan大臣は語る。「世界は将来さらに魚類によるところが大きい、資源維持可能な漁業は緊急の課題である」と。
(写真はセイシェルのビクトリア港に入港したまき網漁船)