memories on the sea 海の記録

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WWFはMarks&Spencerからも協力を取り付け  英国

2010-02-01 00:09:37 | 
WWF野生生物基金は英国のマークス・アンド・スペンサー(M&S)という著名な小売販売業者をシーフード憲章に署名することに引き込み、欧州水域における乱獲からの保護を目的とする。(英ガーデイアン 1月26日)

小売販売業者らは2億ポンドのグリーン・プランを進めており、保護団体であるWWFの水産物憲章は魚類と貝類の全般にわたる資源維持可能な供給源に対する関与を持つことに希望を寄せている。新憲章を背景にWWFとの公約による連携の下に持続可能な漁業管理と養殖生産に向かって行動する。今後数年間にわたり、WWFはM&Sの天然および養殖魚生産の持続的資源維持に関する評価を支援するとともに、さらなる持続可能資源の確立と開発に協力することになる。このふたつの組織は乱獲、混獲、漁獲物投棄などについて取り組み、漁業のあり方の改善についても取り組むという。

WWFは 欧州の魚類資源の損耗をめぐる様々な問題については充分に記録されてはいる。しかし、減少する魚種についての積極的な取り組みが必要だとしている。スコットランドでは、例えば先行する保護クレジットスキーム(Conservation Credit Scheme)があり、それによれば漁業者は魚の資源や漁業のあり方に関する改善があれば相応の報酬を与えられているのというものであり、さらに現在ではMSC(海洋管理協会)承認プロセスという仕組みもある。WWFはこのようなモデルが欧州全体でさらに生まれるであろうとみている。

最近のMCS(海洋保護協会)のレポートによればスーパーマーケットは環境問題支援のために更なる支援が必要で、消費者に対してさらに広範な多様性のある魚種や水産物を提供することによって英国の消滅しつつある魚種を回復すべきという。M&Sを賞賛するとともに、 Morrisons, Sainsbury's、Waitroseなども持続的資源維持に明確な政策を打ち出していることから同様である。WWF は水産物業界のその他の小売業者や関連業者との検討も必要であり新しい憲章に対する支援が必要とし、M&Sがすべての製品分野での持続的資源維持目的での公約をおくなうことを賞賛している。(長文のため以下省略、写真は港を出るが英国漁船)