memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

魚はどこに行ったのか?

2010-02-06 00:51:39 | 海事
ある市民グループがたんに魚を買う目的のためにモンロヴィア近くの町に出かけた。間違いなくそこで魚は見つかるはずだった。ところが、残念なことに水際には鱗さえも残っていなかった。(アフリカ・リベリア Daily Observer 1月29日)

そこでは漁師が網を干しているだけだった。そこで、どうかしたのかと漁師に聞けば、海が干上がってしまったと叫んだのだった。底引き漁船にのって遠出した漁師は、魚のいない海で網を引きまわしただけと応えた。そこで思い出したのだが、最近シエラレオネの沿岸警備隊は活動し、様々な魚を満載した漁船を拘束したことがあったと。

大統領のEllen Johnson Sirleaf が議会で、その年頭教書のなかで軍事記念日の2月11日以降沿岸警備隊の活動を強化すると発表した際の喝采を理解することが出来る。大統領は沿岸警備隊がどこから来るのかは一切言わなかった、しかし40名の隊員が、リベリア領海での密輸や違法操業を抑止すべく米国で特別な訓練を受けたと発表している。大統領は聴衆のまえで「沿岸警備隊は我々の国の沿岸の保安と、密輸防止と違法操業防止に命令を出す」と確約した。

この国の海岸線はわれわれの海洋資源の盗人にたいしてまったくの開放状態であり、海港では麻薬密売人が跋扈、今日西アフリカ沿岸に危険をもたらしている。よって沿岸警備隊の再開はこの国の漁師にとってまた西アフリカルートのた国際的な覚醒剤汚染防止の大いなる安全弁となる。また我々としては、沖合いで泳ぐことンの危険性と網などに絡むことの内容注意する必要がある。また沿岸の村落や町から出漁するカヌーや漁船は、その活動が合法的に行なわれるように監視する必要があるのだ。