memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

違法漁船の数が減少  フィージー

2010-02-13 00:00:01 | 海事
違法操業を行っていた外国漁船の数がこのところ減少。その理由は船主がブラックリストに記載され,FFA加盟諸国からの漁業ライセンスの取得ができなくなることを恐れたもの(FIJI TIMES 2月9日)

有罪判決による漁獲物と船体の没収をおそれてのものである。どう国の水産省の次官であるViliame Naupoto司令官はフィージーの130万平方キロにおよぶ経済専管水域と自分たちの限られた探査能力にかんがみ、フィージーは違法操業をなくす努力を他の太平洋諸国とともに行っていると。「こうした取り組みが以前はなかったが、まだまだ法を破る外国漁船がいる」 「フィージー水域はあまりにも広大でそのすべてを把握することは困難、そこでわれわれは地区ごとに取り組む必要がある」

Naupoto司令官はソロモンのホニアラにあるFFA機構はその加盟国の水域で操業する漁船のすべての記録を保有している。またすべての漁船がVMS(船舶監視装置)を装備しており衛星経由でFFAは船の動向を捕捉できる。 「情報はホニアラに送られて、その跡に加盟国に送られる」「違反を行った漁船はブラックリストに記録される」 「いったんリストに載ればどの国からも漁業ライセンスを受けることはできない」

フィージーでは外国船の違法操業により数百万ドルの損失となっているという。また、フィージーのEEZ水域で違法操業を行えば船主は裁判にかけられると警告している。

>>>日本ではロシアから銃撃を受けた漁船がVMS装置を切って操業していたことが判明している。海の上では誰も見ていない・・・という時代ではないのだ。