memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

食はいかにあるべきか (2)

2010-02-18 00:46:08 | 
⑤ そうならば菜食主義か?

菜食主義者になればあなたの目標達成は100%だろう、しかし菜食者になることは融通の利かない保障に過ぎない。乳製品を大いにあてにするどんな食事法も、大きな二酸化炭素排出となる。例えば、硬いチーズの場合、ビーフの場合よりも大きな二酸化炭素排出負担となる。こうした考えに立つと、国連によれば人類が発生する地球温暖化ガスの18%は家畜類の飼育によるものである。肉類と酪農品の摂取を切り詰めるとガス排出に減少に関して大きな影響があることが理解できる。

⑥ 何を使って調理するか

マイクロオーブン(電子レンジ)はエネルギー効率が最良である。しかし誰しもがこれを喜んで使うわけではない。政府による市場転換プログラムの調べによるとおよそ2割の一般調理については電気オーブンから電子レンジに転換した。電子レじンジを使用すればエネルギーは平均で5割節約される。たとえばポテトを電気オーブンで焼くのに比べると、電子レンジではその10分の一で済む。電子レンジを使わないとするならば、電気オーブンよりガスレンジのほうがよい。

⑦まとめ買いし調理し冷凍、 それともすべて生のまま冷凍?

一方、これはあなたの身内の食通を喜ばせないかもしれないが、冷凍は台所を管理する最も効率的な方法である。それは規模の経済学といえる議論でもある。もしあなたが生食にのみによった食事法をとる場合には適応できない。またそうすれば、100%あなたは二酸化炭素排出低減の競走に勝つことが出来るだろう。 といって、空輸物の熱帯果物や野菜を毎日取り込むことをしてはいけない。

⑧ 電気ポットかそれとも湯気で笛のなるタイプ?

ケンブリッジの物理学のDavid Mackay教授はベストセラーの「暑い空気なしに」を著作したがその彼がいまエネルギーおよび気候変動部局の主席科学アドバイザーを務めている。その彼は、昨年、この謎の真相を探りあてるために彼自身の台所で実験を行った。彼の結論はガスを使用した方がよいということ。特に冬場は、その廃熱が台所自体を温めるからだ。また彼は、熱湯があるときに、ふたをソースパンに置くことによって節約されるかの実験もした。その結果は焼く3%であった。

⑨お茶かコーヒーか

今我々のテーマは二酸化炭素排出の低減である。極僅かな影響しかないかもしれないが、一杯のコーヒーのためには33gの二酸化炭素が、また比較としての一杯のお茶のためにはその値は20gである。

⑩ 水道水かそれとも瓶詰めの水

この問題では常に水道水が勝利するが、それはその価格と二酸化炭素排出の低さの両面からである。水道水は輸入されたブランドの付いたミネラルウオーターに比べて二酸化炭素排出はわずか300分の一に過ぎない。