私は初老男である。
オリンピックも終わった。
私のようなスポーツ好きには、毎日が本当に楽しかった。
ちょっと、名残惜しいけれど・・・・。
東京オリンピックに想いを馳せながら、4年を過ごすことにしよう。
ということで、
弘兼憲史著「50歳からの『死に方』」「いかに死んで見せるか」
の二冊の本を読み終わった。
弘兼憲史という人が「課長島耕作」の作者であることはご承知だと思う。
いまや「会長島耕作」になっているらしい。
らしい。と書いた通りわたしは、このシリーズをあまり読んでいない。
連載当初から、2~3年は読んでいたがその後はトンと読まなくなった。
ビジネスマンの出世物語に、自分を重ねられなかったからだろうか・・・?
ただ、これほどの長い間連載され人気を博している漫画を描ける人には、それなりの「人生訓」があるのだろうと思っていた。
それが、この本の内容である。
彼は、この本書いた時点で65歳であったらしい。
ということは、私より10歳年上ということになる。
そうである。
これくらいの歳の人に、是非聞きたいことがあった.
そのことの答えがあるといえる。
今、私の一番疑問点に、この本は答えている。
「定年」を数年後に控えた人間は、不安でいっぱいである。
不安でいっぱいであるにもかかわらず、具体的に何をどうすればいいか・・・・。
分かっていない。
というより、これだけ切迫しているのに、あえてその問題を「棚上げ」してしまっている。
それを、少しでも打開するのに、この本は最適だった。
人間は「ぼんやり」と考えていることが、何かをきっかけに「ハッキリ」することがある。
今回はまさに、それを実感した。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「ぼんやり」していたことが、何かをきっかけに「ハッキリ」しますように。
May
若い時って、本当に60歳以後なんて「具体的」に考えられなかったなぁ。
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