完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

時は流れて・・・Up    ~安倍元ゾウリの功罪~

2007年09月18日 | 時事ネタ
私は中年である。

柔道の世界選手権で、谷亮子選手が7度目の優勝を飾った。

先回のUpで日本柔道の問題点を指摘したが、このクラスの「天才」になると
私が考えていたような問題点などほとんど意味無いものにしてしまう。

現実に世界的な競技になれば国内との様々な違いがあって当然なのだろう。

それを谷選手は自分独自の「柔道」を極めることで「JUDO」の細かいウダウダ
など吹き飛ばしてしまった。

すべての柔道選手が、谷選手のような「センス」と「精神力」を持っていれば
これからの方向は決まっているのだろうけれど、それは無理だろうなぁ・・・。

とにかく来年は北京オリンピック。たった11ヶ月で選手が変われるとは思わない
けれど、がんばって欲しいな。


と言うことで、あっという間に影が薄くなった「安倍ゾウリ」の話である。

そう書いてから思ったが、彼はまだ「現役」の総理大臣なんだなと。

こんな時に、なんかあったらどうするんだ!!という国民の声に官房長官が
あ~だこ~だと、言っていたが結局あの程度の人なら居ても居なくても
「大勢に影響ない」と言うことなのだろう。

いまさら私が述べるようなことでなく、皆が分かっていることばかりに
なるだろうが、逆に皆が考えているほどこの「安倍ゾウリのヒドサ」は
軽くない。

歴代総理大臣の中でも「ダントツのヒドサ」だったことを認識しておくべきだ。
それによって現在の政治と世間の位置を確認しておくことが必要だと思う。

日本人は特に「総括」が下手でリタイアすると責任をはっきりさせない、責任を
追及しないという癖がある。

もちろん、私も日本人であるからその傾向は少なからずあるが、ことこの人の
犯した「罪」ははっきりさせておくべきだと思う。

まず、当然「辞め方」
こんな「投げ出し方」はヒドイ!「自分が辛くなったから」という理由しか
見当たらない。

体調が悪いのであれば、せめて「意識不明になって国会内で倒れる」くらいの
状況になってからでなければ、我々は納得しないぜ!だいたい、入院3~4日
なんてのは「入院しなくてイイ」って言うくらいの意味だ。

そして、松岡農相を「自殺」に追い込んだこと。
確認はしていないが、松岡自体は辞任したかったのだと思う。
それを無理矢理「ばっくれろ!」と指示していたのは安倍ゾウリだろう。
批判の矢面に立っている本人の「精神的」な部分を無視し続けた結果が
こうした結果になった。

「強行採決」を繰り返したこと。
議会制民主主義というのは結局「数の力」であると「錯覚」した暴挙だ。
結果的に強行採決しなければならないことは、ありえると思う。
しかし、そこに至るまでに国民に納得できる位の「努力」の跡が見えないから
暴挙に見えるのだ。
もっとじっくりと論議しなければならない案件が、罵声と怒号の中で成立
したことの「功罪」は軽くない。

まだまだ、上げればキリが無いが最後に彼の「不幸」についてまとめてみよう。

安倍氏は不幸だ。
父に「安倍晋太郎」を持ってしまった。大して自分でも大きな志があったわけ
でもないのに、父を支持していた後援会員たちに祭り上げられて政治家になった。(違うかも知れんけど)
政治家の資質は決して「遺伝」しないのに・・・。(もっとも、晋太郎氏だって
大した政治家だったとは思えないけど)

安倍氏は不幸だ。
大した大臣も歴任していないのに「北朝鮮に対する強気」が国民にウケて
人気が出てしまい「実力がある」と国民に勘違いされてしまった。

安倍氏は不幸だ。
よりによって「コイズミ純一郎」なんていう大奇人総理大臣に「後継者」と
指名されしまった。それによって安倍氏自身が「コイズミ流」で政治を進めて
いいと思ってしまったのが最大の間違いだ。

安倍氏は不幸だ。
「政治家」としてより「男として・人間として」のポリシーを持っていなかった。
だから、物事の判断が「行き当たりバッタリ」で何をやっても裏目に出た。

安倍氏は不幸だ。
全く自分のことを理解してくれない「妻」を持ってしまった。
政治家の妻はどうあるべきか。なんて事を考えることのない「表に立つ」こと
に違和感を覚えない女を妻にしてしまった。

人間誰しろ「不幸」を幾つかは背負って生きているわけだが、安倍ゾウリの
場合は少なからず、自分で招きいれた部分が少なくない。

中年の私にとって、政治家という人種は良くも悪くも「ポリシー」を持ち
「強烈な権力欲」を持った人でなればならない。

総理大臣となれば尚更だ。

そのどちらも持っていなかった総理大臣として「安倍晋三」は我々の
記憶に長く残るだろう・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「政治と政治家」を育てるのが我々「国民」であることを
深く自覚しますように。

                         may

・・・しかし、国連安保理に「感謝決議」を捻じ込んだのも安倍ゾウリだった
らしいね。本当に「ポリシー・スマートさ」なんか少しも持っていない人だった
ねぇ。9月21日彼は今日53歳になったそうだ。普通の政治家ならこれから
やっと政治家の修行時代を終える程度の歳なのに、事実上この人の「政治生命」は
終わった。








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1 コメント

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稲刈りの季節 (natsu)
2007-09-18 23:27:54
我が家は今週末から始めるようです。
雨が降らないといいのですが…

mayさん家は早いですね。
今週の天気予報はいいようですけどね
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