拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

勝手口

2024-02-08 08:50:04 | 日記

コンビニの駐車場の車から若い女性が出てきて、ぽいって何かを斜め後ろに放り投げて、見たらタバコの吸い殻で、残雪の上に落ちた。あたし、この子とは、どんなことがあってもお友達にならない。ろくに見向きもしないで放って残雪の上に落としたコントロールと肩はたいしたものだけど。

タバコと言えば、漱石の小説の中で登場人物が寝たばこをして灰が枕に落ちるシーンがある。危ない。火事になるじゃない。完全に灰になってれば大丈夫ってこと?でも、まだ火が残ってるかもしれないし。それで枕や布団にお焦げができるのよね。あたしの父もよく枕や布団を焦がしてたっけ。ご飯のお焦げは美味しいけど。

その漱石の「エリート主義」が鼻についているあたしだけど、相変わらず読んでいる。そのエリート主義がブログネタになるんですもの。こないだ読んだところにもね、「独立の一軒家」が出てきて、その大きさが「マッチばこに過ぎない」って書いてあるんだけど、部屋が五つあるんだって。部屋が五つで「マッチばこに過ぎない」んだからね。じゃあ、何部屋あったら普通のおうちなのかしら(って、ほら、ブログネタになるでしょ?)。因みに、「マッチばこ」が出てくるあたり、時代ね。当時は、タバコもマッチで火をつけてたのね……って、あなた、あたしがアパートに住んだときだって一口コンロはマッチで点火してたわよ。

おうちの言えば、昔のおうちには玄関とは別に「勝手口」があった。あたしの横浜市チベット区にあった実家も、増築前は2DKの平屋だったけど(部屋数5つで「マッチばこ」なら2DKはなんの箱?)、玄関のほか、裏に出入り口があって、お風呂の燃料の薪とかはそこから供給してた。その裏口が勝手口だったわけなんだけど、あたし「勝手口」って言葉知らなくて、向かいのおうちに勝手口って書いた表札がかかってて、あたしてっきり、そのお宅が「勝手口さん」だとばかり思っていた。子どもの頃、ってわけじゃないの。大学生の頃もそう。どうせ馬鹿はばれてるから平気で書いてるんだけどね、あたしがよ。



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