拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ハイドン、モーツァルト、ベルリオーズに忖度(交響曲番号付けグランプリ)

2020-12-28 10:35:36 | 音楽
交響曲の1番から9番までに自分の好きな作曲家をだぶらないように一人ずつ割り付ける遊びが流行ってるというから早速やってみたが、むずかしい。同じ番号に候補の作曲家が数人いたりする(有望選手を複数の球団が指名するドラフト会議みたい(逆だが))。だから、必ずしも、その作曲家の一番好きな交響曲が掲示板(競馬か)に載るとは限らない(好きなチームに行けるとは限らない)。例えば第8番。ブルックナーとマーラーがしのぎを削るが私的にはブルックナーの8番ははずせないからマーラーを他に回そうとすると、1番にはブラームスやシューマンがいるし、2番にはシベリウスがいるし、5番にはベートーヴェンやショスタコーヴィチがいる、といった具合である。そこらへんをやりくりして、必ずしも作曲家と番号がベストマッチにならなくとも我慢してなんとか組み立てようとすると、もっと困った問題が発生した。ハイドンとモーツァルトの処遇である。ハイドンやモーツァルトの交響曲の有名どころはもっと数字の大きな番号なので、9番までと言うとなかなか入らない。しかし、ハイドンは交響曲の父。モーツァルトはいわずと知れたモーツァルト(意味不明)。ベートーヴェンとともにクラシックを代表する作曲家である(と言って他の作曲家ファンに喧嘩を売っているのではない。「クラシック」は広義では西洋の芸術音楽だが、狭義ではウィーン古典派を指す。それに属するのがハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンであり、その意味で「クラシックを代表する」と言ったまでである)。だから、この二人を掲示板に乗せないわけにはいかない。この二人に対する忖度が必要である。ということで、第1番はモーツァルト。♪ドミソ|ソソラシド|ドミソ|ソー……この曲は、モーツァルトの若書き作品の中でも比較的耳にする。以前、ドトールでコーヒーをすすっていたら店内にこの曲がかかっていた。問題はハイドンだ。候補として浮かぶのは、「朝」「昼」「晩」の三部作(6~8番)。しかし、曲を全然知らずに知識だけで入れるわけにはいかない。だが、中学生のときはたしかにこれらの曲を知っていた。当時、レコーダーがなかったので、曲を覚えておくためにラジオから流れてきたメロディー(音)をそこらへんの裏紙にメモっておいた。その中にこの三部作があって、歌っていた覚えがある。だが、今ではまったくメロディーが浮かんでこない。よし、聞いてみよう(ハイドンの交響曲全集のCDがある)。聞いたら思い出すかもしれない。そしたら入れよう。おー、思い出した!いい曲じゃん!ということで6番はハイドンに決定。おかげでベートーヴェンを6番からほかに移すことになった。もちろん、ハイドンの「朝」とベートーヴェンの「田園」では、曲の出来も私の好きさ加減も段違いであるが、忖度とはまさにそういうものである。ベートーヴェンは一応ハイドンの弟子だったからこらえてもらおう。あと、ビゼーの1番(ハ長調)も若々しいいい曲だが、ビゼーはオペラ部門でえばってそうだからここでは忖度の対象からはずしてもいいだろう。困ってしまったのはベルリオーズだ。幻想交響曲には交響曲としての通し番号がない。だから忖度のしようがない。そうだ、特別賞をあげたらいい。因みに、昨日有馬記念を勝ったクロノジェネシスは、夏冬のグランプリを連覇したのに、今年はアーモンドアイたちが賞をかっさらっちゃうから無冠で終わる。それではしのびないからJRAは特別賞をあげるべきだって話で昨日からネットはもりあがっている。

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