渓流魚というのは警戒心が強く、人が通ったあとには釣りにならないのです。
私はまだ沢登りの人たちにはあったことがありませんが、もし仮に釣りをしていて沢登りの人に追い越されたら、ちょっとお~という気持ちには正直なると思います。
釣りをしている人たちは、入漁券を払っているという言い分があるかもしれません。沢登りの人たちにとっては川は釣り師のものではないという言い分があるかもしれません。
人間というのは身勝手な生き物ですから、自分の立場でしか見ようとしない人が大部分だと思います。私がゴムカヌーで川を下っていた時には、釣り師に石を投げられましたからね。その人の言い分が入漁料を払っているからというものでした。
私はそういった人たちとは絡みたくないので、渓流魚たちの撮影を楽しむことにしました。もし、釣り師や沢登りの人たちに出合ったなら、彼等が行くことのない小さな沢の生態調査に行くことを選ぶでしょう。