アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

屋台囃子が聴こえる時

2008年04月21日 | 日記
町をなにげに歩いていると屋台囃子を聴く機会に恵まれることがあります。
ひと昔前は、祭りの日にしか目にすることはなかったのですが、近年はよく見かけます。

太鼓の音は心地よく、特に大太鼓が鳴り始めると腹に響き渡ります。
昔の日本人は腹が自分自身の中心としたことが、よく分かります。

ただし、太鼓腹になってはいけませんよね。(太鼓腹の人ゴメンナサイ!)

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鉛筆っこ

2008年04月19日 | 雑想
ある本を読んでいたら、鉛筆に関することが出てきました。

高名な建築家に師事した人が、初日、おもむろにシャープペンシルを取り出した時にこうに言われたそうです。
「まずは鉛筆を削ることから始めなさい」と。

いろんな意味があるのだろうけど、僕は向田邦子氏の子供の頃を描いたエッセイを思い出しました。
(以前に、このブログでも書きましたが、母親が子供達が寝静まった時に、紙切りナイフで鉛筆を削るシーン)

鉛筆の中には、色んなものが詰まっていて、それは書き手によって増幅されていく。
語り継ぐもの、想像図・・

それらはまさしく、身を削る思いの産物に違いないと思うのだ。

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溢れる

2008年04月17日 | 絵 その5
080417
溢れ出た愛情が、優しさというんだよ・・

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長瀞の桜

2008年04月14日 | 風景 その2
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桜の時期の長瀞(埼玉県)は初めてのような気もします。
沿道にはソメイヨシノが並び、多くの観光客を呼び寄せます。

小林秀雄はソメイヨシノはあまり好きではないんですね。
講演のテープを聴いた時に、ソメイヨシノは明治の時に職人が育てやすいという理由で生まれたそうです。

ピンク色に咲き誇り、多くの花弁を付けます。
山桜は、葉と花を同時期に付け、花の色は白く、数はそんなに多くは付けません。

山桜を改良してソメイヨシノは生まれたのだろうけど(違うかもしれない)、本来持っている日本人の情緒を考えると、山桜も多く見楽しみたい気もします。

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美しき哉、この人生

2008年04月12日 | 読書日記 その3
『天才たちが愛した美しい数式』 中村義作監修/桜井進著 PHP

映画「博士の愛した数式」を観て、数学とは面白いものだと思ったのもつかの間、バカ頭では到底理解できない世界です。

政治家の討論をテレビで観ても何十年と同じことの繰り返しとしか思えず、他人の悪口陰口好き、それを聞いている人も後ろめたさか、信じられないくらい信用する。
悪口陰口なんて、自分の御都合主義なのに、なのだ。

なぜ、こんな繰り返しが行われるのか。
おそらく、醜い数式の中でしか、我々は生きてこなかったからだろう。

「雪は天からの手紙」で知られる中谷宇吉郎博士(世界で初めて人工雪を作った人)は、いつもニコニコしていて、亡くなる前には奥様に「人には親切にするんだよ」と言っていたそうです。
博士には、「親切」にする行為が数式の中に組み込まれていたのかもしれません。

作家(色んな分野に存在します)のひとつの役割としては、美しい数式を提示することだと思います。
幸福になる数式なんて存在していないように、不老不死の妙薬と同じようにエゴが介在するものには、我々はあまりにも無力だ。

「約360年前に提起されたフェルマ-の予想は1994年になってようやく解決され・・」(本文より)
たように「人の幸福」というものも、心優しき者たちが解決してもらいたいと願い祈るのみなのである。

コメント (2)
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