アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

クマタカの里

2018年10月23日 | 山登り

数か月前に両神山の麓に行った時の写真です。近くには「クマタカの里」という大きな看板が飾ってありました。

以前はこのあたりにはよく来ていて、見上げるとクマタカの姿をよく見かけました。猛禽類は、ここ以外にも奥秩父では頻繁に見ることができましたが、ここ最近はめっきり見かけることはなくなりました。

話は外れますが、猛禽類の目は中央が望遠のようになっていて、遠くの獲物でもはっきりと認識できて捕獲できるような仕様になっていたと思います。最近、寺田寅彦の随筆を読んでいたら、とんびの獲物を捕獲するときは臭いで認識しているのではないかというのがありました。実際はそうではないようですが、こうしたことに疑問を持ち、持論を展開できる科学者の目というものは凄いものだと唸りました。

丸山健司氏のエッセイの中に猛禽類のことが書かれていて、綺麗に鳴くあり鳥たちを獲物にするこれらの生き物に対しては、最初は快く思ってはいなかったが、こうした猛禽類がいること自体健全な自然であり、いなくてはならないものと記されていました。

見上げると、クマタカが優雅に円を描きながら上昇していく。あんな遠くから人間を確認できないだろうと高を括っても、クマタカはすでにこちらを確認済みなのである。

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