「山のパンセ」 串田孫一著 集英社文庫
たまに拾い読みをする本です。
高山には登ったことはなく、低山をちょろっとしか登ったことがない僕ではあるが、山の楽しみをあますことなく感じることができる散文集である。
中に「旅」という項目があり、抜粋してみます。
「私はいわゆる旅に出ることは実に少ない。
行ってみたいところがないわけではないが、それだけの日数があれば、もっと行きたい山の方へ道具を背負ってでかけてしまう。」
「海辺でも河原でも、湖畔でもよいが、人の足跡のより少ないところに自然の明るさは発見出来て、その期待を抱いて胸を踊らせて行くのが、私は旅だと思っている。」(以上本文より)
もし僕が旅の計画をたてるとしたら、ツーリングマップル一冊を持って、何の予定をたてることもなく、風に揺られながらのバイクツーリングを考えるだろう。
場所は北東北。
「ここでキャンプをしてみたい。」
この言葉が、僕にとっては最高の褒め言葉を示し、旅をする目的はこの表現に尽きるのかもしれない。
人の一生のなかで、一目惚れをする機会はそう何度もありはしないだろう。
旅する日々は、一日単位でその一目惚れ相手を探す。
一夜を共にする一目惚れのその場所は、どんな記憶を僕に刻んでくれるだろう。
その美しい記憶は、きっと夢と希望を与えてくれるに違いない。
たまに拾い読みをする本です。
高山には登ったことはなく、低山をちょろっとしか登ったことがない僕ではあるが、山の楽しみをあますことなく感じることができる散文集である。
中に「旅」という項目があり、抜粋してみます。
「私はいわゆる旅に出ることは実に少ない。
行ってみたいところがないわけではないが、それだけの日数があれば、もっと行きたい山の方へ道具を背負ってでかけてしまう。」
「海辺でも河原でも、湖畔でもよいが、人の足跡のより少ないところに自然の明るさは発見出来て、その期待を抱いて胸を踊らせて行くのが、私は旅だと思っている。」(以上本文より)
もし僕が旅の計画をたてるとしたら、ツーリングマップル一冊を持って、何の予定をたてることもなく、風に揺られながらのバイクツーリングを考えるだろう。
場所は北東北。
「ここでキャンプをしてみたい。」
この言葉が、僕にとっては最高の褒め言葉を示し、旅をする目的はこの表現に尽きるのかもしれない。
人の一生のなかで、一目惚れをする機会はそう何度もありはしないだろう。
旅する日々は、一日単位でその一目惚れ相手を探す。
一夜を共にする一目惚れのその場所は、どんな記憶を僕に刻んでくれるだろう。
その美しい記憶は、きっと夢と希望を与えてくれるに違いない。
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