アウトドアな日常

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漢字の世界観

2024年07月30日 | 本と雑誌 その2

「白川静(漢字の世界観)」(松岡正剛著)を読む

・人という漢字は、左をむいているという意味。(支え合っているという意味ではないのね)

・白川氏は、文字の持つ本来の力というものを想定した。それを呪能(じゅのう)と呼んだ。呪能とは文字に込めた原初の働きのこと。

・白川氏の言葉で有名なものがあるそうです。「遊ぶものは神である。神のみが遊ぶことができた。遊とは動くことである。常に動かざるものが動くときに初めて遊は意味的な行為となる。動かざるものは神である。神隠るというように、神は常に隠れたるものである。それは尋ねることによって、初めて所在の知られるものであった」

日本はアミニズム(多神教)の国といわれますが、こういうことだったということです。白川氏は「遊」という漢字が一番好きであったと書かれてありますが、人生には遊びが必要なのであろう。

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