昔のナショジオ誌を眺めていたら、イトウのことが書かれている小さな記事がありました。イトウは北海道(東北にもいたかな?)に棲んでいるサケ科の魚です。
学名は「フーコ・ペリー」で、黒船のペリー提督が名付けたそうです。アイヌ語名では「チライ」で、北海道には7地域9か所にその名が刻まれているそうです。
福寿草は、遡上時期にちなんで「チライ・アパッポ」、鳥のオシドリは「チライ・マチリ」と呼ばれ、ペアで産卵をすることから名づけられたそうです。
アイヌの人たちは、イトウをたんぱく源として捕獲してはいたけれど、大切に接してきたことは地名に刻んだことからもうかがえしれます。