渓流や山を歩いていても、猛禽類の姿を見かけないことに気づきました。気づかないということは、我々の生活には影響がないと思われがちではあるが、それはどこかが狂い始めている証なのかもしれないことにも気づかなくてはならないことなのかもしれません。
渓流魚は主に水生昆虫を餌として捕えますが、カワガラス、カワネズミもまたそれらを餌としています。(カワネズミは、幼魚さえも餌とします。)渓流魚もまたヤマセミの餌となり、ヤマセミもまた猛禽類の餌となります。
水生昆虫は、流れてきた落ち葉を食べるので、針葉樹の植林が多ければ、その落ち葉も減り水生昆虫の数も減る。すべては循環して自然は成り立っている。
川の中の世界を注意深く暮している人間は少ない。でも、如実に文明社会の影響を受けるのが川の中だと思うのだ。