アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

自分を信じる強さ

2008年10月27日 | 読書日記 その4
『いじめるな! 弱い者いじめ社会ニッポン』  香山リカ 辛淑玉著 角川ONEテーマ21

対談集になっています。
こういった本は、日頃から読んでいますが、こうした「いじめ」はなくならないのだなと残念に思います。

なにか一つ好きなことを見つけて、それに一所懸命な人は「いじめ」とは無縁の人だと思う。
そういった人は、負のイメージを持つこともなく、「いじめ」にあったとしても邪魔くせえと思うはずだからだ。

今の学生は、尾崎豊の歌に共感することもなく、学校の窓ガラスを割ったり、バイクを盗んだりと、そういったいら立ちを理解することもなく、モノを壊したり盗んだりするのはよくないことだという解釈が先にたつという。

相手の気持ちに立つという想像力もなく(学生に限るわけでもなく全世代に共通するわけだが)、僕たちは何処へ行くのだろうか。

物事には失敗してもよい失敗と悪い失敗がある。
よい失敗なら沢山するといいと思う。

「いじめ」は、絶対にしてはいけないことであるはずだ。
なぜなら、そこからは教訓を得ることが出来ないから。

もし、いじめに合っている人がいたら、自分を信じて欲しい。
自分を信じるのは自分しかいないからだ。
自分は自分を裏切らない、それが強さというものだ。

他人は自分を信じない、自分も他人を信じない。
それが優しさだからだ。

信じないから手を差し伸べることができる。
矛盾しているかもしれないけど、それが自分を信じる強さというものだ。

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