デブ夫婦のビバ!お気楽人生&ぐーたら生活

体重合計約150㌔のちょっぴりデブ夫婦です♪毎日ぐーたら暮らしているお気楽夫婦のゆる~い日常を綴っています。

花のズボラ飯/水沢悦子@料理マンガなんだろうけど・・・

2012-02-23 22:29:14 | 読書感想・レビュー

2011年の『このマンガがすごい!』オンナ編の第一位に輝いた作品ってことで話題になっているようで、本屋さんで平積みになっていたので、先日買ってみた。そしたら、何だか別の意味で『すごい』らしく・・・。

夫の単身赴任でひとり暮らしの主人公・花。旦那(几帳面らしい)が居ないのをいいことに部屋はゴミと洗濯物の山、パンツとTシャツ姿で一日ゴロゴロ、そして腹が減ったら手間とお金をかけないテキトーな料理を作って貪り食う・・・というだけのマンガである。
原作は久住昌之さん。そう、テレビドラマ化もされて話題の『孤独のグルメ』の原作者である。となるとこれは女性版・孤独のグルメ? と思うのだが、どうも方向性が違う。

一応話のメインとなる『ズボラ飯』のレシピは、誰もが『あ~やるよなあ』とか『ちょっと作ってみたいなあ』などと思える、共感度の高いものばかり。

ちょこっと挙げてみると・・・、
腹ペコすぎて今からご飯を炊く気力も無い花が作る『鮭トースト』。食パンに鮭フレークとマヨネーズをのせて焼くだけ。さらに火がついて千切りキャベツ+ピザソースに『アンチョビだ!』と念を入れた鮭フレークにとろけるチーズをのせて焼いた『鮭チョビトースト』。
2日目のカレー。一杯目はあったかいご飯とまだ温まっていないちょい冷たいカレーで、二杯目は両方ともアツアツ状態で。そしてここからがスゴイ! 鍋にこびりついたカレーがもったいないので、そこにご飯を入れてドライカレーにして食べきっちゃう。いや~~コレはキレンジャーである2号嫁もやってみたいなあ♪ しかし腹が果てしなく膨れることは間違いなさそうだが(*^^*ゞ
他にも単なる卵かけご飯+しば漬け、単なる宅配ピザ、単なるレトルトシチューに刻みパセリをのっけて料理した気分、肉の入ってないキムチチャーハン、サッポロ一番塩ラーメンに野菜炒めをのっけて・・・などなど、料理とは言えないかもしれないが、何とも魅力的なラインアップ。
もちろん、料理のテクニックやら食材へのこだわりなんぞに関するセリフなぞまったくなく、ただひたすら自分の食欲を満たすためだけに、ひとりでオヤジギャグを叫びながらながらメシを作り、これまたオヤジギャグ満載で自画自賛しながらガツガツと食うだけ。
ひどい時は、いただきものの栗を料理するのが面倒だという理由で『見るだけ』だったり、一日の食事がもらったクッキーとスイカと紅茶だったりと、なんと料理すらしない回もある(* ̄m ̄)プッ

要するに、作るメシがズボラというよりも(生姜すったり、海苔切ったり、結構手間はかけている)、ただ単に主人公の暮らしっぷりがリアルにズボラなのだ。ゆえに読んでて腹立つ~~という女性も多かろう。

とはいえ、ひとり暮らしの女性なら程度の差こそあれ、多分やってしまうであろう手抜き&ズボラ料理の数々。他人サマには見せられないし食べさせられないのだが、ひとりだからこそ許される至福の時でもあるのだ。
2号嫁だってひとり暮らしの頃はこんなもんでした(*^^*ゞ人様に見せられない食べ方あれこれはコチラとかコチラでどうぞ♪ 基本ズボラで、時には『あ~~何にも作りたくねぇなあ~』とジャンクフードだけで食事を片づけたり、ビールとおつまみで夕飯完結させちゃったりという、ちょっぴり自堕落なひとり暮らし経験のある女性なら、共感できる部分は多いかも。

ただ、この作品・・・いろいろなレビューでも語られている通りに『エロイ』のである。最初に読んだ時に、絵柄そのものとか幸せそうに食べ物を頬張っている花の表情に『これは・・・』と思ったのだが・・・やっぱり作者はエロマンガ系の人らしい。だってモノ食べる時に頬を紅潮させ、半開きの目と口でよだれを垂らし、首筋には流れ落ちる汗。よがりながら食べ物を口に入れて恍惚の表情を浮かべているという、なんとも・・・な感じなので、そこに違和感とか嫌悪感を持ってしまう人は多かったのかもな~。

食事とセックスってのは隣同士にある、というのは常に言われていることではあるが、多分原作者もそこを狙ったんでしょうね。食ってのは本来エロイもんなんだぞ、という。ただ狙いすぎて『キタナイ』『吐き気がする』という感想を持つ人も多かったと。

子どもも居ないし花もバイトの身なのに、なぜ旦那についていかないで単身赴任させているのか? とか、昨日からジャーで保温しっぱなしのご飯なんてまずくて食えないだろとか、嫁のこういう状況を旦那は知ってるのか? とか、こんなに汚い部屋で料理する主人公がイヤ、とかツッコミどころはいろいろあるかもしれんが、そこはマンガなのであまり目くじら立てずに読めばいいのでは? と思う。

ただ惜しいのは、できあがった料理の絵がどーにもおいしそうに見えないところ・・・。これは『孤独のグルメ』もそうだったんだが、せっかく文字だけではないマンガなのに料理がマズそうというのがちょっと。これはマンガの限界なんですかねえ。なので、花が料理を作っている過程のシーンで音や味や見た目を想像しながら読む方がいいかもしれない。

一応料理マンガのはずなのに、グルメマンガが好きだとか料理に対してマジメな人が読むと受け入れられないかもしれないし、腹も立っちゃうかもしれないという不思議な作品。ま、内容と同じように『ズボラ』に楽しめる人にはオススメですよ♪

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2 コメント

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これ知ってます。 (hirorin)
2012-03-30 11:35:07
これ知ってます。
読売新聞の書評で紹介されてて、コミックは読まないのだけど本屋さんでチラっと見ました。
確かにそんな感じの絵ですよね。2号さんがおっしゃるとうりです。
余りにも恍惚とした感じで少し引いた。
そんなにうっとりとご飯を食べたことのない私なんで。
そういうの狙ってるんですかねえ。
しかしご飯作るのめんどくさいですねえ。
私も一人やったら、いえ夫と二人やったら超ズボラご飯です。
今は息子が帰ってきてるから仕方なく色々作ってますが。

横浜長い間行ってないんですよ。思い出の土地なんでちょっとうっとりします。
って2号さんは横浜の方なんでしたっけねえ?

月餅、食べたい。
返信する
hirorinさん♪ (デブ2号嫁)
2012-03-30 16:07:19
hirorinさん♪

ねー、ちょっと狙いすぎの感じアリアリですよね。
あんなに汗とかよだれとか垂らさんでも・・・(* ̄m ̄)プッ

超ズボラご飯ビバ!ウチなんかもうだいたいがそんなもんです(*^^*ゞ
ウチの場合、大人しか居ないので何でもいいんですが、
息子さんを持つお母さんって・・・
食べ盛りの頃はさぞ大変だったろうなあと想像するわけで。

1号旦那だって、中学高校の時はそらあもう米と肉ならいくらでも食える!
という男子だったそうです。
パンなんて食事じゃなくて『おやつ』に過ぎず・・・
ラーメンは『スープ』、おにぎりはメシとメシとの間の『つなぎ』に過ぎず・・・
シュートメいわく
『一日中ご飯を炊いてた気がする』と言っておりますもの。
いや~~お母さんってスゴイ。

デブ夫婦は一応ヨコハマに生息してはおりますが、
hirorinさんの想い出がある『横浜』とはまったく違う地域です。
みなとみらいやら、横浜駅やら、中華街やら、
年に何回行くんだろう? ってくらいです(*^^*ゞ
うーむ、アタシも月餅食べたくなってきた・・・
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