デブ夫婦のビバ!お気楽人生&ぐーたら生活

体重合計約150㌔のちょっぴりデブ夫婦です♪毎日ぐーたら暮らしているお気楽夫婦のゆる~い日常を綴っています。

陽だまりの彼女/越谷オサム@ベタ甘すぎる? THE・恋愛物語

2013-03-21 23:23:34 | 読書感想・レビュー

まだお彼岸だというのに、今年はもう桜が咲いちゃってますよ!

ヨコハマも18日が開花だったらしく、この分だと今月末には満開になるのだろうか。こんなに開花が早かったのは2002年以来だそうだ。というわけで日記帳を引っ張り出してみたら、2002年は3月21日にすでにヨコハマは桜満開だったらしい。その年の3月中旬に、2号嫁は仕事で函館に行っていたのだが、そこでもジモトの人が『今年は異常にあったかいんですよー』と言ってたのを思い出した。

10年に一度くらいは、こういう年があるのかしらん。ちなみに桜が早かった2002年は4月に入ったら夏のような陽気だった。さて今年はどうなるのやら。我が家の本能気象予報士・1号旦那に聞いてみなければなるまい。

そんなこんなで桜も咲いてこれから本格的な春。気づけばまだまだ積読状態の本がたくさんのデブ2号嫁である。読む暇も無いほど忙しいの! などということは絶対にないのだが、最近目も見えづらくなってきたし、みんゴルの王冠をコンプリートしなきゃならんし(多分無理だが)、さらにドラクエ7も進めなきゃならんし・・・で、なかなか本を読もうという気分にはならなかったのだ。で、そんな積読状態の中からひさかたぶりに一冊。

「陽だまりの彼女」越谷オサム

本の帯には『女子が男子に読んでほしい恋愛小説№1』という文句が躍っていて、なんだか45のオバサンが読んでいいのだろうか・・・という気持ちにさせられてしまうのだが、著者は年齢がやや近いみたいなのでまあ大丈夫だろうと読み始めた。

広告代理店の新人営業マン・浩介の前にクライアントの担当者として現れたのは、中学時代の同級生・真緒。十年ぶりとなる偶然の(一応)再会だった。
浩介を驚かせたのは、当時は絶望的にアタマが悪く『学年有数のバカ』と呼ばれ、いじめられっ子だった真緒が、仕事のデキる大人の女性に変身していたこと・・・。
あの頃の気持ちを思い出したふたりは当たり前のように恋に落ち、デートを重ねて、駆け落ち同然に結婚することに。が、真緒にはとんでもない、ありえない秘密があったのだ。

・・・というお話である。

なんというか少女小説のような展開の速さと、これまた少女マンガチックな話だったもんで、1時間足らずで読んでしまった(*^^*ゞ
しかし再会からデート→結婚生活に入るあたりまでは、ベッタベタに甘い! 甘すぎる! 読んでるこっちが恥ずかしくなっちまうようなラブラブイチャイチャゴロゴロな毎日がこれでもかというくらい描かれている。明るくて甘くて楽しくてあったかくて・・・の、まさに陽だまりのような光いっぱいなお話♪ 

おいおい、これが延々と続くのか? と思っていたら、後半は真緒の預金通帳の不自然さだったり、真緒がやたらと『疲れた』とか自分の寿命のことなんかを口にするようになったりと謎めいた影の部分が見え隠れしてくる。
ラブラブのまま結婚し、ラブラブな夫婦生活を送っていく浩介と真緒だが、その生活は突然消えてしまう。離婚とか事故とか病気じゃなく、でも『消える』のである。それが、真緒が抱えていた『ありえない秘密』へとつながっていき、『あら~~!?』という印象のラストを迎えるのだが・・・。

ラストは賛否両論だったようだが、ワタシは『アリ』かなあと思う。ちょっぴり悲しいし、なんだか夢オチみたいな気分になっちゃうし、浩介、この先どうするのさ? という疑問はあるので、ハッピーエンドかどうかは読んだ人によって感じ方が違うだろうけれど。

途中から真緒の秘密がなんとなーくわかるっちゃーわかるんだが、ラストまで読んでもう一度読み返すとあちこちに散りばめられていた伏線が解消できる。真緒の言動、性格、過去すべてが『ああ、こういうことだったのね』と。さらにタイトルも『ああ、なるほど』と。二度読ませることも計算してのラストだったのかもしれん。
個人的には、ラストで浩介が真緒に言った
『お前、金魚のブライアン食ったろ』というセリフがいいなあと(・m・ )クスッ

さてそんなベタ甘なこのお話、映画化されて今年公開らしい。主役のふたりは松本潤と上野樹里だそうだ。確かに少女マンガチックな設定と甘さなので、映画にするにはいいかも。このアホアホしいほどのラブラブっぷりを、どう表現するのかがちょっと楽しみである(´∀`*)ウフフ

というわけで、ベタで甘くてありえないという少女マンガの王道をしっかり押さえた作品(いや、小説なんですけどね)。何歳になっても、たまにこういう恋バナを読んでみて、恥ずかしいくらいに純粋でラブラブな気持ちを思い出してみるのもいいかもしれん。
かつての女子たちにおすすめの作品です♪ あ、でも帯の文句通りにはいかないかも。『男子』は、なかなか読んでくれないのではないかと(* ̄m ̄)プッ

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4 コメント

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このところ風が強く、我が家の旦那様の「杉なんか... (ちか)
2013-03-22 14:48:40
このところ風が強く、我が家の旦那様の「杉なんか全部切っちまえ!」と言う叫びが毎日の日課…笑

「お前、金魚のブライアン食ったろ」…この言葉から推察すると…ゴロゴロにゃん?~笑

私が持っている推理小説の中に、金魚を食べると言う話が出て来ます。

すごく古い本で、読んだのも子供の頃ですが「金魚って…どんな味?」と思ったのを覚えています。

金魚を咽喉に詰まらせた殺人事件…みたいな話なのですが、想像すると…気持ち悪い!

甘甘の恋愛小説…あまり読んだ事は無いのですが、結構好きかも♪

私としては、一番好きな恋愛小説は「ジェーン・エア」なのですが…

今読むとかなり時代掛かっていて、現実味には乏しいし、いかにも世俗から隔離された独身女性が書きそうな話なのですが、そこが新鮮に感じてしまいます。

漫画だと「イタズラなKiss」かな?

リアルタイムで読んでいたので、作者の急逝はちょっとショックでした。

暖かくなってきたので、そのうち満天ちゃんも誘って「練習兼ランチ」でも行こうね♪
返信する
ちかさん♪ (デブ2号嫁)
2013-03-24 22:49:59
ちかさん♪

ウチの1号旦那も花粉症でぶっ倒れて以来
どーにも調子が悪いらしく、
その調子の悪さに腹を立てております(´m`)クスクス
歳を取ると、回復するのにも時間がかかるもんで、
そこらへんにも腹が立っている模様。
花粉、早く去ってほしいです~。でも黄砂も飛んできてるし、もーどうすれば!!

さすが、ナイス推察ですね♪
しかし同世代の男性作家が書いたと思うと・・・ちょっと複雑?
やはり今や男の方がオトメ度が高いのかと思っちゃったり。

『イタズラなkiss』読んでましたよ!
琴子が妊娠? っていうところで終わっちゃったんですよね。
アレも、いかにも少女マンガな設定で面白かったなあ。

お花見ランチは今年は無理そうですが、
あったかくなってカラダが動くようになったらぜひ♪
返信する
時々夫が… (満天)
2013-03-26 16:11:55
時々夫が…
「昔、猫を拾ってきてさ。
犬と喧嘩して死んじゃったんだけど、やたら僕になついててさ…
もしやあの猫の生まれ変わり?」と言う
どうやら私の行動が猫っぽいそうな~
(ハハハハハ)
のだめの樹里ちゃんなら合うかも
やっぱり猫っぽいもんね(笑)
返信する
満天さん♪ (デブ2号嫁)
2013-03-27 14:02:31
満天さん♪

あらま(*ノノ)キャ
ごちそうさま感満天の・・・いや満点のコメント、ごちそうさまです~( ̄ー ̄)ニヤリ

猫っぽい女性ってのに憧れ続けているのですが、
やはりアタシは、
尻尾振ってボールも取りに行っちゃって
主人の帰りをじっと待ってしまうような
犬的要素の方が多そうであります。
無念であります・・・

樹里ちゃんは、このお話の主役にはハマッてると思います♪
ただ、松潤が・・・微妙(´m`)クスクス
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