デブ夫婦のビバ!お気楽人生&ぐーたら生活

体重合計約150㌔のちょっぴりデブ夫婦です♪毎日ぐーたら暮らしているお気楽夫婦のゆる~い日常を綴っています。

病気があっても『フツー』でいいじゃないですか?

2019-03-19 22:19:40 | つれづれ日記
寒い寒いと言っていた冬もやっと去り、空気も入れ替わった感のある3月。
気づけば春の彼岸となり、季節はちゃんとめぐってくるんだなあと感心するのも毎年のことである。
デブ夫婦は、現在花粉症の(多分)ピークを迎え、クシャミハナミズの嵐が吹き荒れている。
今年の飛散量は半端ないようで、今年から花粉症デビューという人も多いそうな。
自慢じゃないが、デブ夫婦は2人とも花粉症になって30年近くになるので、この時期は仕方ないとあきらめモード。
ただ、30年前に比べると、花粉症の薬や目薬はちゃんとあるし、ティッシュだってすばらしく柔らかいのがあるし、
マスクもメガネも快適なものが増えている。30年前なんてなーんもなかったんだよう・・・。
そもそも『花粉症』というものが世の中に認知されてなかった時代なので、まあ大変だったもんだ・・・。

なのに、ふたりとも花粉症のくせに、家の窓を開けたいし洗濯物を外に干したいというデブ夫婦。
閉めきってると空気が淀むし何か気持ちが悪いもんで、一日何度も窓を開けちゃうのよね。
で、結果的にふたりしてクシャミを連発して
『ああくそ!』『花粉この野郎!』とイラついているという阿呆なヤツらです・・・。

でも今年は花粉症に対抗すべく、新兵器の数々を手に入れたのさ♪
インフル対策にと買ってみた『マヌカハニー』を継続し、甜茶+べにふうきのお茶を飲み、
販売がいつの間にかなくなってしまった鼻スースティックに代わる舶来物の鼻用ミントスティックを購入し、
ティッシュはフリスクの香りがするというヤツをGET!
それで花粉症が楽になっているかというと・・・よくわからんのですが。
まあ、あと少しの辛抱だと・・・思う。

さて、世の中の話題から。これねー・・・書くべきかどうか迷ったんだけどやっぱり書いてみる。
リアルな現場を知らない人も多いと思うので。

人工透析中止で患者が亡くなったというニュースが連日報道されていた。
病院と担当のドクターを悪者にしたい人、逆に擁護する人、実際に人工透析を受けている人、
いろいろな人の意見やインタビューがニュース映像の中で流れているが、
どれも・・・ワタシとしては違和感を感じずにはいられないのだ。

今さらだが、1号旦那は2年前から人工透析を受けている。
人工透析というのは、機能が低下した腎臓の代わりに、ダイアライザーという機械を使って血液を濾過して毒素を抜き、
再び体の中に戻すという治療だ。腎臓の代わりを少し機械に手伝ってもらうというわけ。
このニュースを聞いた時、まず思ったのは
『人工透析って中止できるの!?』
『人工透析中止を提案するドクターが居るの?』ってことだった。
そして、それを擁護する医療関係者が意外に居るということ。
それは『患者が望めば死なせてもいい』と考えている医療従事者が居るということかもしれない。
そのことに、まず驚いた。

透析は週3回、1回4時間程度かかるのが基本。
つまり、月・水・金で透析を行うと土日は2日のインターバルがある。
で、これが3日になることが許されるかというと・・・まず許されない。
何かの都合で透析の時間に間に合わないとしても、
『何時になってもいいから、とにかく来てください!』と医師も看護師も言う。
たまに、行くのがイヤになっちゃって、連絡もしてこないおじいちゃんとかが居るのだが、
そうなるとスタッフは、ケアマネから家族から何からみんなに連絡して、
とにかく、4時間じゃなくてもいいから透析に来るように説得する。
医療従事者として、透析をやめる=ほぼ亡くなる ということが今のところわかっている以上、
やめるかどうか患者(や家族)に選ばせる・・・なんてことはするのだろうか。
なので透析中止をドクターが提案したというのが、どうもわからない。

でも、最大の違和感は、その病院の人が
『患者が自分の生涯を決める権利を持っているはずなのに、透析によって無益で偏った延命措置が取られている。
透析をやらない権利を患者に認めるべきだ』
というような意味合いのことを言った(らしい)こと。
これも現時点で本当にそう言ったのか、別のニュアンスがあったのかはわからないが・・・。
もちろん『透析ありき』の腎臓病治療がベストだとは思わないが、
この報道が本当だとすれば、このドクターたちも『非透析ありき』、なぜなら『透析=延命措置だから』という先入観があったようにも思えてしまう。
医療のプロなので、もっと考えがあったうえでの決断だったと思いたいが。

でもね。例えば末期がんの人と、今回の透析患者さんとは違うような気がするのだ。
透析中止を望んで(それでも最後は再開の意思が見えたようだが)亡くなったからといって、
それを『自分が選択した生き方』とか、まして『尊厳死』などと言うのは、あまりにも乱暴じゃないかなあ・・・と思うのだ。

ワタシは個人的に『人工透析は終末期医療でも延命治療でもない』と思っているのだが、
このドクターたちは、違ったのかなあ。
もちろん、自分の命なので自分で納得して決めればいいとは思うのだが、
透析という『治療』の場合、そういう問題でもないような気がする。

超高齢の人や末期がんの人などであれば、
場合によっては透析中止という選択肢も、無くはないと思う。
でも、透析患者は透析を中止したことはないので、中止するとどんな苦しみなのかは体験したことがないからわからない。
だから、透析中止=安楽死、尊厳死だなんて簡単なことでは決してないと思う。
そこらへんを今回のドクターたちはどこまで考えていたのかなあと、単純に疑問に思うわけで。
報道されていることが本当だとしたら、ちょっと『?』が多すぎるのよね。

さらに報道では、いかに透析患者が辛いか、いかに透析が大変かということが言われているのだけれど、
これも・・・実は違和感。
デブ夫婦の周りに居る透析患者さんたちは、結構フツー。
20年以上透析している人もいれば、最近導入した人もいる。そこに至るまでの経緯も人それぞれ。
もちろん、体調が悪くなったりぶっ倒れちゃったりということはある。
1号旦那だって、透析後に血圧が下がってひっくり返ることも、たまにはある。
でも、基本的には
『まだやらなきゃいけないことがあるから』
『透析することで普通の生活ができるから』
てな感じで、フツーに週3回の治療を行っている。
自分の生活の中に週3回4時間というのを組みこむだけであって、
特別大変だとか辛いとか頑張ってるとか、そんなことは実際にはあまりないのだ。
それが『持病がある』ということだと思う。
身体のどこかに不具合を持っている人は、程度の差こそあれ同じじゃないのかな。
結局、医療ってのは100%誰もが満足する方法なんてないわけで、
どう受け入れるか、どう付き合っていくかってことになってしまうのではなかろうか。

いいかどうかはわからんけれど、みんなお酒も飲むし、ゴルフもするし、
旅行にも行くし、甘いものだって揚げ物だってたまには食べる。
会社の理解を得て、フツーに仕事している人だって大勢居る。
体重管理や食事管理、水分摂取の管理を実に真面目にやっている人もいる。
中には、体重が激増して怒られても、透析終わったら飲みに行っちゃうような強者もいる(こういう人は珍しいが)。
みんな、自分の病気を受け入れて、きっちり治療を受けて、毎日を生きているのだ。
『好き勝手やって糖尿病から透析になったくせに』と言いたい人もきっといるのだろうが、
その人それぞれの事情があったんだろうと思うしかない。ここでそれに対して反論しても無意味。

定期的に心電図やレントゲン、超音波検査、血液検査も行われるし、毎回体重測定があり、透析中には何度も血圧を測る。
日常的に身体のチェックを受けているので、ある意味健康管理はできている・・・ともいえる。
いや、透析の時点で健康じゃないんだけどね(∀`*ゞ)エヘヘ
同じ曜日に透析に来ている人で、お正月に
『俺たち初詣なんか行かないよ、だって無病息災とか願ったところでもうダメじゃん』
と笑ってた人がいて、そりゃそうだよね、とみんなで笑っちゃったこともあったっけ。
ま、そんな感じです。意外にお気楽。意外にシビア。

なので、ことさらに『透析は大変』『透析患者はかわいそう』と目ぇひんむいて言ってる報道は大変に違和感よ。
確かに不便なこともあるけれど、旅行先や出張先でだって透析はできるし、
中2日以上空けなければ基本的には何やってもOK。
週3回4時間といっても、一日のうちの4時間。
片腕は固定されてはいるけれど、ネット見たりテレビ見たりもできる。
人によってはパソコン開いて仕事していることもあるそうな。
デブ夫婦もスマホでくだらないことをやり取りしている。
たいしたことやっていないデブ夫婦からすれば、その4時間も何てことないのである。
大変ね、かわいそうねって思ってくれるのは結構だけど、あんまりかわいそうじゃないかもしれん・・・。

フツーの生活を送るための治療のひとつに過ぎないんだよね。多分。

相変わらずメディアも何が言いたいのかわからん報道だった。
病院を悪者にしたいのか、透析患者を悪者にしたいのか、それとも患者をかわいそうがりたいのか、透析治療や費用が問題だというのか。
結局事実はどうなのかもまだわからないし。
少し前までは毎日のように報道されていたけれど、ピエール瀧やら内田裕也さんやらですっ飛んでしまったからな。
これもすぐに報道されなくなるんでしょうね。
まあ、透析に日々接しているデブ夫婦としては、どうあれ、毎日フツーに楽しく過ごすことを考えて生きていきたいと思うのであります。

ともあれ、もうすぐ春本番♪
何があっても桜は毎年咲く。
去年は1号旦那がガッツリ入院ちうだったので桜を2人で愛でることができなかったが、
今年は桜ドライブもできそう。
そんなフツーの生活ができることが、ありがたいのであります。

とはいえ、花粉症で目はかゆいし、1号旦那はこすりすぎて目が腫れてるし、鼻の周りはふたりして赤いし、
喉の奥や鼻の奥は手ぇ突っ込んでかきたいくらいかゆいし、
10回連続でクシャミが出ることはあるし、イラつくし、ティッシュの消費量が半端ないし・・・と、
決してフツーではない状態ではありますが(∀`*ゞ)エヘヘ
桜満開の頃には少しおさまっているといいな♪
コメント
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