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デブ夫婦のビバ!お気楽人生&ぐーたら生活

体重合計約150㌔のちょっぴりデブ夫婦です♪毎日ぐーたら暮らしているお気楽夫婦のゆる~い日常を綴っています。

海街Diary4『帰れない ふたり』/吉田秋生@お腹空きます(*^^*ゞ

2011-09-26 23:19:09 | 読書感想・レビュー

6月あたりから書店に行くたびに『出てるかな~』とチェックしていたはずなのに、ちゃっかり8月に出てたんですね(*^^*ゞ

待望の『海街Diary』4巻でございます。前巻から1年半ぶりだそうな・・・。長い・・・。

鎌倉の四季の中、四姉妹を中心に優しく、温かく、そしてちょっぴりやるせない人間模様が紡がれていく作品。3巻までのあらすじはコチラで。

今回も、末っ子のすずの目線で四つの物語が進んでいく。

一話目『帰れない ふたり』
いちばん上の姉・幸の後姿に、家庭のある男性を愛してしまった自分の母親を重ねて見るすず。今まで誰にも話したことがない母のことを、風太に語る。自分の両親が不倫から始まって自分が生まれたこと、一緒に暮らそうと言ってくれた3姉妹の父親を奪ったのが自分の母親であること・・・に悩むすずに、風太は
『おれは浅野がこの世に生まれてくれて良かったって思ってるから』
いやあ~~頼りなかった風太が『男』へと成長していってるんだなあ。しかしリアル中学生ではなかなかこういう発言は出てこないと思うが。

二話目『ヒマラヤの鶴』
3巻までは単なる脇役? でしかなかった、三女・千佳の彼氏であるスポーツ店店長の、あの外見からは想像できないようなシリアスな登山での体験が語られている。
病気で片脚を失った裕也へのコトバが印象的。
『風太たちだって、自分たちがどうすることもできないことはわかってるんだ。それでもじっとしていられない・・・それで十分なんじゃないの?』

裕也は『なんてなぐさめていいかわかんないって顔される』のがウザイと言う。その気持ちも本当だし、そういう顔になってしまう周りの子たちの気持ちも本当。
でも、
脚がある人間には脚を失った人の気持ちなんてわからない。
目が見える人には見えない人の気持ちなんてわからない。
健康な人には病気の人の気持ちなんてわからない。
それでも、
友達だから、家族だから、大切な人だから、何もできないけれど、じっとしてはいられない。そう思ってくれる人が居るだけで十分なんだよな、多分。
それにしてもこの話で店長の株がぐぐっとあがったw子どもへの思いやりと上から目線でもなく子どもに媚びるでもない適度な距離感が、すごくいい! こういう大人になりたいと思うが・・・無理か(*^^*ゞ

三話目『聖夜に雪降る』
四姉妹それぞれのクリスマス。彼氏(店長)が居る千佳ちゃんや、風太が気になっているすずに対して、不倫関係にピリオドを打ったばかりの幸と年下彼氏と別れたばかりの佳乃にも新しい恋の予感が。しかも、ふたりとも元の彼氏とはまったく違うタイプなんだよねー。これからどうなるのかな~。
そしてお互いのクリスマスプレゼントを何にしようか思い悩む、すずと風太。この間までは平気だったのになぜか突然意識してしまって戸惑うすず。あー、中学生くらいの時ってこうなんだよなー。ホントにこの作家さんは十代のココロを描くのがウマイ!

四話目『おいしい ごはん』
個人的にはこのハナシがイチバン好き♪心に・・・というか、お腹に残った(*^^*ゞ
四姉妹と彼女たちの周りの人たちが、それぞれの食べ物にまつわる想い出を語るストーリー。
『海猫食堂』のアジフライ、香田家のおばあちゃんの味『ちくわカレー』、すずや風太が所属しているサッカーチームの監督・ヤスの一度しか食べられなかった『屋台の焼きそば』。

特に印象深く、多分この中でイチバン重要なのが『しらすトースト』。
サッカー仲間と入った喫茶店『山猫亭』で、父親がよく作ってくれた想い出の味『しらすトースト』と母親が好きだった『ジンジャーミルクティ』『ジンジャークッキー』に出合ったすず。もしかしたら自分の両親は、鎌倉にいた時にここを訪れていたかもしれない・・・。
不倫から始まったふたりは追われるように鎌倉を出て行くしかなく、すずの両親にとってこの2つは鎌倉の思い出の味だったのだろうか。

『お父さんたちはここへきたかもしれないし、こなかったかもしれない。でももう、それはわかんなくてもいいかなって
あたし、ここがすき。お店のふんい気も、おじさんも』

食べ物で忘れていた記憶がよみがえる・・・誰にでも、きっとあるはず。
それはおいしくなくても懐かしい味。食べてきたものと、それにまつわる想い出が、ひとを作っていくんだなあ・・・ということを実感できる。

『いろんな偶然が重なった奇跡の一皿』というセリフがあるが、
これが四巻のキーワードかな。
料理だけじゃなく、人の出会いもすべて偶然が重なる奇跡。

すずは、まだ子どもなのにあきらめてしまってることが多いように思う。もちろん子どもだから達観してるわけはなく、そういう『フリ』をしているだけだったんだろう。子どもであることを許されなかった暮らしをしてきたすずが、鎌倉へ来てからだんだん子どもの表情になってきているのがすごく印象的。いろいろな人との出会いや、さまざまな出来事を通して、今まで自分の中に隠していた想いや苦しさを少しずつ浄化していって、今回まぶしいくらいに成長して見えるすず。そして風太が、イケメンの裕也に負けないくらいにどんどんイイ男の表情になってくる。ああ、中学生っていいな。

今回の表紙は、鶴岡八幡宮の大銀杏。去年、強風で根元から倒れてしまった大銀杏は現在移植中だとか。作者は震災による喪失と再生(この作家さんのテーマでもありますね)への希望を想像して、あえて元気な大銀杏を描いたそうな。
生きるってことは、うまくいかなくて、やるせなくて、あきらめることも多いけれど、それでも前を向いていかなきゃな~・・・なんてことを思える作品です。こういうマンガがあるってことに、本当にほっとする♪

あとは幸の後輩ナース『アライさん』がいつ登場するのかが気になっておりますw

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女子大生ねえ・・・...( = =) トオイメ

2011-09-23 23:58:55 | つれづれ日記

前回の記事のコメントで『女子大生パブ』ってのがあったので、今回は女子大生について書いてみよう(⌒▽⌒)アハハ!

さて2号嫁が女子大生だった頃、世の中はバブルと言われていたような気がする。
女子はまだ四年制大学よりは短大という風潮が強く、四大卒の女は就職できないなんていう時代だった。ま、短大を出て4~5年勤めて25歳過ぎで結婚ってのが当時はスタンダードだったんでしょうなあ。

中学生や高校生の頃は、女子大生=おとな♪な感じがしていて、
当時放送が始まったフジテレビの『オールナイトフジ』なんぞを観ていると、
ああ女子大生ってこんな感じなんだ~と勝手に思っていたもんだった。で、土曜の深夜に『オールナイトフジ』を観ながら、数年後自分もこんなふうになれるのだろうか? もし間違って女子大なんかに入っちまったら、ウチは貧乏なのにブランド物を着たり持ったりしないと仲間はずれにされたりするのか? などという(どーでもいい)漠然とした不安というか『ああ、アタシには無理だ』という妙な敗北感を抱いたものだ・・・。

案の定、実際に自分が女子大生になってみると、いや~テレビに出ているような子は当たり前だが居ない。
特に2号が通っていた短大は、短大のくせに『英文科』とか『家政科』というものは無く、地味~な学校であったので、お嬢様とかお金持ちとかそういう香りはまったくしなかったwクラスに1人か2人居た帰国子女くらいで『おお!』と感動していたっけ(*^^*ゞ
まー当然のようにブランドのバッグを持っててJJファッションに身を包んで・・・なんて子は居なかったわなあ。

こんな2号も、入学したての頃にサークルにちょこっと入っていたのだが、そのサークルに参加してきているほかの女子大の女の子たちは、明らかにウチの短大の子たちとはカラーが違った。彼女たちにはワタシには無かった、今で言うところの『女子力』ってのが満ちあふれていたように思う。というわけで女子大生になってからも、コムスメなりに『ああ、この子たちとは住む世界が違うんだ』という妙な敗北感を抱いたものである。

それでも毎日自分なりにおしゃれをして学校に通っていたもんだった。勉強しに行ってたはずなんだが、今思うととても勉強しにいく格好じゃなかったよな(* ̄m ̄)プッ
といっても、学校帰りに渋谷やら新宿やらに遊びに行くことなぞほとんどなく、学校の周りや駅の近くで友達とお茶するくらいで、あとはヨコハマに帰るだけなのにおしゃれをするという。
そういう時代だったのかもしれんし、ヨコハマという田舎モノだったからなのかもしれんし、
でもまあそれはそれで楽しかったもんだ。

2号嫁は結局、短大2年+専門学校半年ちょい(中退した)を経て、22歳になる直前に一応仕事を始めたのだが、学生じゃなくなる(休みたい時に自由に休めない)という淋しさはあったものの、なんとなーく『ああ、これで大人なんだなあ』と思ったものである。世の中、学生の頃はあーだこーだとうるさく言われるもんだから、大人になれば好きなことができるはずだ! いいことがいっぱいあるはずだ! と思えた時代だったんだと思う。

しかし、最近の女子は歳をとりたくないのだそうだね。
女子高生が『女子大生なんてもう女として終わってる』と言うようになったのだとか。
だから、高校を卒業しても中退しても制服を身に着けて街を歩くのか。制服ってのが最高の舞台衣装であることをわかってるんだよなー。制服脱いじゃったらただの女の子ってことを。そう思うと、あの『セーラー服を脱がさないで』ってのは、ある意味時代を読んでいたんだろうかねえ。
彼女たちはこの国の『若さこそ最大の武器』であることをよーく知っている。
だから、自分のママたちの年代(40代後半~50代か?)が若作りしているのを『イタイ』と思うわけだ(でも自分のママにはあまり思わないのかな?)。絶対的な若さこそ、この国では価値があるのよね。

彼女たちがそう思うようになったのは、やはりこの国のどんよりした気分が関係してるのかもなあ、と思う40代の2号嫁である。
なぜ彼女たちがそんなに『若さ』『女子高生であること』にこだわるか。
結局、今の子どもたちは『大人になったっていいことなんか何も無い』と思っているのではなかろうか。
テレビをつければ毎日毎日、給料が減ったとか子どもを育てるといくらかかるとか、そんなことばっかり。自分の両親を見ていてもいいことがあるようには思えない。
となると、若さだけで何でも許されるわずか数年をメイッパイ謳歌しなきゃ! という気になってしまうのかもしれん。
かつてワタシら世代が『早く大人になりたい』と、ちょっと大人っぽい格好をして渋谷や原宿に行ったり、そこで大学生やOLに間違えられたりするとちょっと大人になった気分がしてうれしかったり。そんな感覚はもう、彼女たちには無いんでしょうなあ。

とはいえ、ワタシら世代も40を過ぎれば『若く見られちゃった~♪』と喜ぶ人の方が多いんだがな。女子高生の頃は早く大人になりたくて頑張ってた世代が、40歳を超えてきた今になって今度は『できるだけ若く見られたい』と頑張っているのは面白いなあ。
80年代~90年代にバブル、女子大生ブームにうまーく乗っかってわが世の春を謳歌していた人たちが、一流企業や当時の広告代理店やらの男性をゲットして結婚してママになり、40過ぎて今度は『いつまでも若く美しく』という気分に再び乗っかっているんだろう。

そんな40代同世代の元・女子大生たちをテレビや雑誌で見ていると、女子大生ブームにうまく乗っかることなく、社会人になってもバブルの恩恵を受けた覚えもなく、アッシー君もメッシー君も(これまた死語)持つことなぞなく、40歳過ぎても若く見られたいわ! と自分磨きをすることもなく、重ねていく年齢のままにぐーたら生きてきたんだなあ・・・としみじみ情けなくなってしまう2号嫁である。そして、ブランドで固めてテレビに出ていた女子大生に憧れていた女子高生の頃の自分と同じなんだよな。いつまでも若く美しい彼女たちは、同世代なのにやっぱり憧れてしまう自分・・・どこまでも時代の気分に乗っかれていないんだなあ・・・と、これまたしみじみ思うのである。

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居酒屋とカフェバー(死語)はどこへ行こうとしてるのか。

2011-09-18 22:47:20 | つれづれ日記

さて世の中はシルバーウィークとやらで、人によっては9連休? なんてのもあるらしいが、デブ夫婦は相変わらずの毎日を過ごしている。
連休ということで外食をする人も多いかもしれんが、今いわゆる『居酒屋』に異変が起きているらしい。デブ夫婦の場合、基本的に動きがクルマなので、ふたりで酒を飲みに行くということは滅多に無い。年に一度くらい、友達同士で居酒屋に行くこともあるので、その時はいかにもな居酒屋メニューなぞをガンガン頼んで盛り上がる程度なのだが、それもここ数年やってない。なので今の居酒屋事情というものがまったくわからないのだが・・・。

居酒屋。定義としては多分『酒を飲むことをメインに、簡単なおつまみも出す店』だったんだろう。もともとは『酒屋に居続けて飲む』ことから居酒屋となったらしい。
デブ夫婦たちが子どもの頃の居酒屋のイメージとしては『サラリーマン・お父さん・日本酒(しかも二級酒)』だったのだが、どうやら80年代から居酒屋チェーンが続々と登場して、居酒屋の雰囲気が変わってきたようだ。
80年代以降の居酒屋は、安くて大勢でもOKで、男も女も若いのも年配も選べるお酒や料理がたくさんある、という定義になっていった。

さて80年代といえば時はバブル。その時代に居酒屋と並んで花開いた飲食店がカフェバーであった。
特にカフェバーは食事もできてお酒も飲めて、居酒屋ほどうるさくもなく、だいたい洋楽が流れていて、男性的要素も限りなく薄いから女性同士でも肩身が狭くないし、しかも夜遅くまで開いている。さらにお酒が飲めなくたって大丈夫、ノンアルコールドリンクもたくさんありますよ♪ ケーキだってありますよ♪ という懐の深さ。これによって『お酒飲めなくてもOKのお店だからもう一軒行こうよ』という誘い方ができ、カフェバーからお泊まりになだれこんでしまった人も多かろうw

そうそう、カフェバーが花盛りになった頃に、謎の職業『空間プロデューサー』なるものも登場したんだったな(。・m・)クスクス・・・でもって、倉庫を改装した店やコンクリート打ちっぱなしの内装なんかが大ハヤリだったもんだ。
・・・てなわけでカフェバーってのは『酒を飲むこと』が目的の店ではなく、女子同士で恋バナをしたり、お泊まりに行く前の仕上げとして立ち寄るところだったような気がするのだ。

対して居酒屋。まだおしゃれ居酒屋なぞ無い頃で、居酒屋=チェーン店というのが当たり前の時代だった。まだ酒の味も知らない大学生たちが一気飲みしたり、ベロベロに酔っ払ってケンカを始めたトイレにこもったりという、そんな場所。で、当然ながら居酒屋ってのは『酒を飲みに行く場所』だったので、2号嫁なんざ酒が飲めるようになるまでは足を踏み入れたこともなかったもんだった。

しかし、今の居酒屋はちと事情が違うらしい。
お酒メニューも、アセロラだのフレッシュジュース使用だの何だかヘルシー志向のものをはじめ、コレはデザート?と思うような生クリームこんもりのドリンクもあったりする。さらに女子が好みそうなデザートメニューも豊富。昔は酒飲んだ後に甘いモノが食いたくても、居酒屋にゃそんな女子に媚びるようなメニューは無かったような気がするんだがなあ。で、仕方なく家に帰ってアイスクリームを食ってたような。
思うに、メニューや看板をヘタウマ筆文字系で書くようになってから、居酒屋のスタイルが変わったのではなかろうか?

さらに今の居酒屋は女子だけではなくファミリー層にも媚び始めたのだとか。これが理解できんのだ。そりゃあ子どもが居たってビールの一杯くらい飲みたいだろう。それはいい。でも、なぜそれで居酒屋?
まあイマドキの居酒屋はお子様メニューがあったり、キッズルームがあったりもするらしい(それもスゴイ話だが)けれど、、それでも『酒を飲む場所』に子どもを連れてくってのはどーなんだ? と思う。
大人は飲んでいるうちに盛り上がってさらに酒も進むだろうが、子どもは何せすぐに飽きるw 居酒屋の席でじっとしていることなんざ不可能だろう。
こういう場には子どもは来ない、というのが暗黙の了解というか当たり前だったはずなんだが、いつから子ども同伴で居酒屋がOKになったのかな。

そこにはやっぱり女性(母親)に媚びている姿勢が見え隠れするような。
『母親だってたまには外で友達と飲みたいのよ!』
『子育てでストレスたまってるんだから飲んだっていいじゃない!』
『飲みに行きたくても子どもを預かってくれる人が居ないんだからしょうがないじゃない!』
・・・こんな感じでしょうかねえ。
しかしだ。だったら何も居酒屋でなくてもいいのに。今やファミレスだって普通のレストランだってビールやワインくらいは普通にあるだろうに。

タバコの煙と酒の匂いの中、酔っ払ってる大人も居るところに子どもも居るという光景はどーなんだ。子どもがもう少し大きくなるまで家飲みでガマンできないほど、外で飲みたいか??居酒屋ってのは酒を飲むためにいくところだったはずなんだが、最近は若い男の子も酒飲まないというから、店側としてもファミレス化していくのは仕方がないことなのかもしれないが・・・。それにしても。

対してカフェバーだが、今やそんな呼び方をしてる店なぞほとんど存在しないのが現実。この時代に『カフェバー』なんてコトバを口にするのも恥ずかしいというところまで堕ちてしまった。

では懐の深かったあの頃のカフェバーはどこへ行ったのか・・・というと、今流行りの『カフェ』に形態を変えたのではなかろうか。こだわり食材を使ったスローなお料理に、手作りのケーキ。もちろん飲みたい人にはお酒だってありますよ(ただしオーガニックワインだったりするのだが)。今やカフェでまったりしながらスイーツを食べる男の子も増えているのだろう。

カフェバーと居酒屋。80年代から30年近くが経った今、お酒も飲まずタバコも吸わない草食男子はカフェでまったりお茶を飲み、子どもが居ても酒を飲みたい女子たちは子連れで居酒屋へ繰り出す。いつの間にか微妙な男女逆転現象が、こんなところでも起きているのかもしれないなあ・・・などと感じ入ってしまった、シルバーウィークの始まりでした。

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月々に月見る月は多けれど~。

2011-09-14 18:20:43 | つれづれ日記

最近、月を眺めたことがありますか? 
・・・などと、およそこのブログにふさわしくない書き出しで始まったりする(*^^*ゞ
というのは、一昨日が『中秋の名月』だったので。ひさかたぶりに月を見たという人も多いのでは?
中秋の名月(十五夜)は旧暦の8月15日のことで、この日に満月になるとは限らないのだが、今年は6年ぶりに満月と重なったのだとか。
今年は空も晴れて見事な十五夜だった。デブ夫婦もクルマの中から眺めて『おー! いいお月さんだなあ!』と騒いでおりました(*^^*ゞ

ぼおっと霞む朧月が春ならば、澄んだ空気の中くっきり浮かぶのが秋の月。中国ではこの日に天の使いが月から降りてくるとされ、果物などを庭にそなえて月を愛でる風習があったそうだ。それが平安時代に日本へと伝わって、月見が生まれたのだとか。中秋の名月というと、中華街なんかでは縁起モノ? として月餅を大々的に売ってますね。日本では月見団子に月見酒にススキ、なのかな。
時計も電気もカレンダーもテレビもコンピュータも無い時代には、月の満ち欠けでおおよその月日を知り、農業に関する祭事などを行っていたんだよね。

新月として空に現れてから消えるまでの月の名前もいろいろ。『ついたち』は『月立つ』から来たコトバだそうだし、月の終わりを『つごもり』と読むのは『月ごもり』からきているのだそうだ。そうそう、ユーミンの『14番目の月』を思い出す人も多いでしょう。『次の日には欠ける満月よりも14番目の月が一番好き』ってやつですね。
で、十五夜から先となると、まず十六夜(いざよい)は、満月の後で迷う=いざようように出る。十七夜は立ちながら待つうちに出る立待月、十八夜は座って待ってやっと出てくれる居待月、十九夜は寝て待つほど長く待たされる寝待月・・・と、月が出てくる時間帯はどんどん遅くなり・・・、そして二十六日目はまもなく夜が明ける頃に出る有明月。
せっかくの十五夜が曇りで月見ができないことも多いので、十五夜の前後をこんな風に呼んで名月を惜しんだのだとか。

和歌によく詠われているのは『有明の月』が多いそうな。夜明けの遅い月の登場を待ちわびる様子、そして太陽が出るとすぐに見えなくなってしまうはかない様子。これが恋のせつなさにつながったんだろうか。

こうしてみると、季節を知るためとか行事のためだけではなく、月からちょっと色っぽい想像もできませんか? 電話もメールも無い時代、愛しい人が来るのを待っている女性たちの想いが浮かんでくるような気がする。

今宵月が出るまでにあの人は来てくれるかしら? 
二十日月(ふけまち)になってもあの人は来ない。今日は来てくれないのね。
たとえ愛しい人が訪れても、有明の月が出る頃にはあの方は帰ってしまうのね。

月にはそんな女心もあらわれているように思える。
ま、今はメールやら何やらで24時間コンタクトは取れるんだけどさ、
『あの人は来てくれるのかしら?』などと思う前にメール! だし、来ないじゃんと思えばすぐに電話できるしなあ(〃^∇^)o_彡☆あははははっ♪

それでも好きな人を待つっていう物思いは、昔も今も変わらんような気もする。

しかしだ。ほんの20数年前までは『待つ』ってことがとても重要だったのだ。
デートの待ち合わせで駅の改札に行く。待ち合わせ時刻になっても相手が現れない。当然携帯電話なんぞ無い時代のハナシだ。『寝坊したのかな』『何か事故にでも遭ったのかな』とあれこれ思い。結局逆の改札口で待っていた・・・なんてのはよくあったことだわなあ。
でも、この連絡取れなくて待ってる時間ってのも、相手のことを考えていられる時間ってわけで、結構幸せだったりしたんだよね。
今はほとんどの人が携帯電話を持っているがために
『いつでも連絡が取れるはず』ということと『なのに連絡が取れない』という2つのことに縛られている。
ま、24時間いつでも連絡が取れる便利な時代です。今さら携帯を手放す生活なぞ多分できないので、せめて一年でイチバン月が美しく見えるといわれているこの季節くらい、誰かと夜空を見上げてみようかななどと思うわけだ。そして『あの人も今どこかで同じ月を見ているのかもしれないなー』などと数十年前のドラマのようなことを思ったりするのもいいのでは?

ふと空を見て『今日は月が出てるね~』とか『月がキレイだね~』と思えるココロは持っていたいなーと思うのだ~。

月を眺めて季節を知り、愛しい人を待った、日本人の感覚。
人の揚げ足ばっかり取ってる人たちも、澄んだ秋の空を見上げて、月を眺める余裕を持つといいのにね。
月明かりの下でなら、もう少し本音も言えるかもしれないよ?
『いいお月様ですね』
ってコトバから始まる会話って結構粋で、ちょっと照れくさくて、いいと思う。

とはいえ、デブ夫婦の場合『花よりも月よりも団子』なので、十五夜のあの日も月見団子を買った帰り道にクルマの中から月を見て、家に帰って食っただけという名月の愛で方だったのだが・・・。七夕といえばそうめんを食いたがり、丑の日といえば鰻を食いたがり、十五夜といえば団子を食いたがる。よく言えば風流だが、ひらたく言えばお祭り野郎(それも食い気だけ)という、節操の無いデブ夫婦である。

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『いのちの食べかた』って知ってますか?

2011-09-05 20:02:13 | テレビ番組

9月に入ったものの、何だかじめじめ蒸し暑い毎日が続いているのでコインランドリー通いが欠かせないデブ夫婦である。さらに、夏の間たっぷり汗を吸った枕が、1号旦那いわく『ヤバイこと』になっているらしいので、新しい枕を390円で買ってきた♪ ここ数年は枕も敷き布団カバーもひと夏で買い替えるのが当たり前になってきたなあ・・・。

さて、デブ夫婦が『ひかりTV』を観るようになって早くも1年ちょっとが経った。テレビをじっくり観る落ち着きには欠けるデブ夫婦ではあるが、それでもテレビで観たい番組が無いときは、なんとなーく観ているひかりTV。そんな中『ヒストリーチャンネル』で、定期的になのか、たまーに放送している映画がある。で、つい見てしまうのだが最後まで観られないという不思議な映画『いのちの食べかた』。

観たことがある人も多いかもしれん。
植物や穀物や動物が、私たちの食卓にのぼるまでにどんな過程を経てやってくるのか。それを映像化したものなのだが、怖ろしいくらいに淡々としてる。おまけにナレーションもBGMもなく、ただ規則的な機械の音と作業している人のぼそぼそとした声だけが聞こえるので、観ている間に果てしなく眠くなるのであります。ゆえに最後まできちんと観たことが無い(*^^*ゞ

しかし、とても真面目なドキュメンタリーである。
主題は効率化された食料品製造現場の現状。野菜、穀物、魚、牛、豚、鶏・・・。人間が食べるために、キレイになってパック詰めされて、カタチを揃えられてスーパーで売っている状態が当たり前になっているが、これまた当たり前のことだが生きている動物を殺し、毛をむしり、皮を剥いで、血抜きをして、内臓を抜いて、食べられない部分を切って、食肉へ加工するという過程があるわけで。

ベルトコンベアで運ばれるヒヨコ。病気なのかわからないが、生きているのに手で掴まれてゴミ箱に捨てられていく個体もある。ここで捨てられなくても成長して鶏になれば、機械にどんどん吸い取られて処理されて逆さに吊り上げられて羽をむしられ、首を切られ『製品』となる。
鳴き声をあげながら機械に押し込められ、次の瞬間には死体となって吊り下げられて出てくる豚。
円筒形の機械に入れられて額に電気ショック? を与えて動かなくなったところを吊るされ、ナイフで腹を割かれていく牛。
そこで作業している人は、当然だが何の感情も見せず、ただ淡々と、手際よく解体をこなしていくのみ。すべてはオートメーション化された『システム』の中のことでしかない。

しかし、生きている以上これを『かわいそう』だと言ってはいけないんだよな。
これが自分の血となり肉となるわけだから。だから無駄にしちゃいかんのだよ。

というわけでなかなか考えさせられる作品なのだが、あまりにも説明がなくて、何だかよくわからんシーンもあった。さらに『いのちの食べかた』という邦題が、個人的にはいただけなかったなあ。原題のまま『私たちの日々の糧』でよかったのではなかろうか。

あ、ちなみに動物をするようなシーンだけではないです。多分岩塩を採掘するシーンだと思うんだが、地下世界というかちょっとSF映画のような雰囲気のところもあるし、巨大なマジックハンドのようなもので木を無理やりゆすって木の実を採るシーンやまるで牛のメリーゴーランドのような乳搾りシステムなんか、いい悪いじゃなく『すげぇなあ・・・』と感心してしまう。食べ物を効率的に大量に得るための欲望と、それを満たすための人間の知恵ってのはすごいんだなあと。

何を感じてどう思うかを、完全に観る側に委ねた形の映画。知らなかったこともあるし、気づかないふりをしていたこともある。けれど、生きていく以上他の生き物の命が必要だということは変わりない。ただ人間に食べられるためだけに命を与えられ殺されていく食用鳥や豚や牛。だったらせめて最後まで食べてほしいと思うのは自然な気持ちじゃないかと思う。
だから『いただきます』『ごちそうさま』なんですよ!ホントは。

『金払ってるんだから、いただきますなんて言わなくてもいい』などとほざくバカ親を持つ不幸な子どもにぜひ見せてほしいね。『いただきます』の本当の意味は何なのか、考えるきっかけになって欲しい。

ただ・・・『牛さんだって鶏さんだって豚さんだってトマトさんだって捨てられるために生まれてきたんじゃないんだよね~』と言いながら残さずに何でも食ってると、それはそれでデブ夫婦のようになってしまうのですが(*^^*ゞいやはや何事もバランスが難しい~。

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9月スタートは台風&ネクターとともに。

2011-09-02 21:39:52 | こんなものを買いました

9月になりました。デブ夫婦の夏も終わりです。おまけに先週末に台風接近のためキャンセルした昨日のゴルフ・・・。朝起きてみたら・・・雨降ってない(* ̄m ̄)プッ・・・そして気づけば夕方まで雨は降らず、陽射しもなく、もしかしたらいいコンディションだったのでは? と思ってしまうほど。キャンセルしなくてもよかったのかもしれんが、なんせそこは天下の外資系、プレー日の3日前以降だとキャンセル料がしっかり発生するってんで、早めのキャンセル決定だったのだが、まあ見事に裏目に出ましたなあ(*^^*ゞ

そんなわけで、残念な気持ちのままぼへらーっとテレビを観ていた昨日。そしたらなんと!『みんゴル』がプレイステーションムーブでできるようになったというCMをやっていた。デブ夫婦宅には、なぜかモーションコントローラーがひとつある・・・ので『こりゃいいぞ!』とばかりにいろいろ調べてダウンロード♪ まだ体験版らしいんだが『体感ゴルフ』ってのができるようになっていた(⌒∇⌒) というわけで、昨日はコントローラーを振り回しながら18Hをしっかりプレーいたしました。結果は・・・2号嫁が一打差で勝利~。でもWiiに比べると何だかシビア。慣れるまでにちょっと時間がかかりそう。特にアプローチとパターがゲームのくせにシビアよ・・・これは実際コースに行ってもそうか・・・(*^^*ゞ 多分ボールのコントロールとかもできるんだろうが、きちんと作りすぎると、ゲームなのにケンカになったり本気で不機嫌になるお父さんとかが続出しそうだ・・・(。・m・)クスクス

そして本日は、一緒にゴルフに行くはずだった1号友人のたみちんが、家にお客が来るということでママから追い出されたらしく『しばらく避難させて』とやってきた。そこで、昼飯を食ってから3人でWiiゴルフ対決。結果は・・・2号嫁の勝利~~。でも、たみちんは大満足で帰っていったのでそれでいいさ・・・。

というわけで、台風に備えて買いだめをしたりベランダを片付けたりと準備万端で、さあ来い台風! 状態だったデブ夫婦だが、9月に入ってみるとやはりの肩透かし。台風は西日本方面へ逸れてしまって、買いだめなぞしなくても毎日お出かけできる天気だった。ま、だいたいデブ夫婦が盛り上がって買いだめをすると、台風上陸は無いのがいつものことなのだが、それでも台風が近づいてくるとなぜか盛り上がってしまうのだ・・・。

買いだめをすべく近所のスーパーに行ったら、ひさびさに新作パンを発見!

Imgp2034見た瞬間、何の迷いもなくカゴに入れたデブ夫婦である・・・。

だって『不二家ネクター』とヤマザキパンのコラボってーたら、もう買わずにはいられないわけですよ。

ランチパックの『ネクターピーチクリーム&ホイップ』。なんて魅惑的な商品名なんでしょう♪ ネクターって多分今売っているソフトドリンクの中では相当な高カロリー飲料だと思うのだが、その味に加えてホイップクリーム! どれだけ甘いんだ? と思ってしまうが、食べてみるとそんなに激しい甘さではない。桃の甘さとほんのりとしたすっぱさに、安いクリームが合う合う!

今まで数々のランチパックを食ってきたが、最近では『メロンクリームソーダ』と『南国白くま風クリーム』ってのがヒットだった。いや~それらをあっさり超えましたね~(´∀`*)ウフフ

それにしてもランチパックってすげー。1号旦那は『耳が無い分、なんか腹いっぱいにならん』と言うが、2号嫁は大好き。特に真夏は普通のパンだと何だかもそもそして食べられないのだが、ランチパックだと食べられる。今までいろいろな種類を食ってきたが、最終最後は『たまご』とか『ピーナッツ』とかの定番に戻るのよね。

そんなわけで、9月は肩透かし台風とネクター味とゴルフゲームともにスタート。ここからは1号旦那のテンションがマイナスに向かってまっしぐらになる季節だが、おいしいものが多い季節でもあるので、スタートしたばかりの秋を楽しもうと思うのだ~。

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