2月も終盤。ここへきてますます寒い日が続いている。北日本では記録的な大雪に見舞われている地域もあるようで、暦の上では春なのに実際はまだまだ真冬なんだよね~。
さて、普段はあまりテレビドラマを観ないデブ夫婦である。特に連続ドラマはほとんど観ないのだが、今回はなぜか第一回から観ているドラマがあるのだ♪
予約の取れない人気店『リストランテ・ロッカビアンカ』。オーナーシェフの辰巳(風間杜夫)が病気で倒れるところから物語は始まる。カリスマシェフの不在で予約のキャンセルが相次ぎ、店は大ピンチ。そこで、辰巳の娘で支配人の沙織(倉科カナ)は新しい料理長を雇うことを決断する。そして若い頃に辰巳も修行した名店『テレーザ』に在籍していた、ただひとりの日本人・江崎究(江口洋介)を料理長として迎えるのだが・・・。
レストランを舞台にしているということで、とかく『王様のレストラン』と比較されているみたいだが、うーん・・・別物だなあ。好みは分かれるかもしれんが、デブ夫婦は両方好き♪ どちらの作品も、ほとんど店と厨房だけが舞台、というのは共通しているかも。
このドラマ・・・なんかこう、ひさびさに『ドラマらしいドラマ』を見せてもらっている気がするのだ。せっかくドラマなんだから、設定に多少無理があろうが『んなわけあるかい!』とツッコミたくなろうが、その方が面白いに決まってる。このドラマも『こんな料理人居るの?』とか『支配人がお子ちゃますぎやしないかい?』とか『そんなに味のわかる客ばっかりいるもんかい?』などと言う人はいるだろうが、ドキュメンタリーじゃないんだからリアルさをドラマに求めなくてもいいと思うんだよね。
第2回くらいまでは江崎のプロフェショナル(すぎる)姿勢が強調されていたので、骨太なドラマなのかな? と思っていたが、それ以降はややコメディ的要素が強くなっている。今夜の放送で第7話まで来たが、ドラマの流れとしてはとっても面白い。
『ロッカビアンカ』が危機→新しい料理長登場→コイツがひとくせもふたくせもあるヤツ→でも客足戻る・・・そのあとで従業員ひとりひとりの背負っちゃってるもの(離婚問題だったり不倫だったり父親が犯罪者だったり)を料理とからめながらキレイに、コメディタッチも交えながら消化していく。
で、この従業員それぞれの問題に関して、料理長があーだこーだと言ったり相談に乗ったりしないところがまた人情ドラマにならずに面白いわけで。江崎は基本的に『うまいものを作る』ことにしか興味がない料理オタクなので、人の心の機微とか人間関係には無頓着という設定もイイ感じ。
が、しかし! デブ夫婦が面白いと思うドラマはもれなく視聴率がよろしくないというのもいつものことである(〃^∇^)o_彡☆あははははっ♪この『dinner』も視聴率ひと桁らしい・・・。上質なドラマだと思うんだけどなあ。やっぱり今人気のお兄ちゃんやお嬢ちゃんが出演してないからかなあ。
というわけで、ひさかたぶりに毎週楽しみにしているドラマではあるのだが、残念なのは支配人役の倉科カナちゃんが・・・存在感が薄い(笑)。そのわりに脇を固める役者さんたちが、八嶋さんや松重豊さんやユースケ・サンタマリア・・・と濃い(笑)。でもまあ話は大変面白いので、打ち切りが無い限り(結構危ない?)観続けたいと思っております。
そうそう、毎回映る『ロッカビアンカ』の外観が『なーんか日本大通に似てるなあ』と思ってたのだが、さっき調べたらやっぱりロケ地は日本大通だった♪
あと困っちゃうのが、日曜9時ということでだいたい夕飯を食いながら観ているのだが、これを観てると食ったばっかりなのにお腹が空くというところ・・・(ノ∇≦*)キャハッッッ♪