小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

入港日の朝

2007-10-24 08:50:16 | Weblog
水曜日の朝8時をちょっと回った所。我家に備え付けられた防災小笠原、島内放送の受信機から、オガマル入港予定の放送が流れてきた。317名の乗船客を乗せ11時40分入港予定との事だ。久し振りにほぼ定刻の入港、今日は10時40分桟橋集合、お昼休み1時間半を挟んでの荷役作業となりそうだ。

本日、小学校の用務の仕事はOFF、水曜日恒例の早朝フリスビーを終え、シャワーの後、狭い我家に掃除機をかけ、荷役作業までの間こうしてパソコンに向かっている。

台風19号が過ぎ去った後の小笠原今一つお天気がパッとしない。ドンヨリとした曇り空から時々お日様が顔を出すといった天気が続いていた。しかし今朝この時間、窓の外は強い日差しが燦々と降り注いでいる。久し振りに暑い荷役作業となりそう、雨よりはズ~ッとましだけどね。

昨日のお昼休み、青灯を覗いてみた。いますいます、顔見知りの釣り好きの連中が4人竿を出している。昼休みに覗きに来たギャラリー(僕もその内の一人なんだけど)も数名おり、賑やかである。荷役仲間のチャンプやマーカスも今日は釣り師だ。マーカスは一昨日アイッパラを9本上げたらしいが、やはり本命はムロ。昨日もすでにアイッパラ2本はゲットしていたがムロはまだ。

僕は釣りの邪魔にならぬよう、防波堤の上で皆の釣りを眺めながら、のんびりランチ。雲間から強い日差しもこぼれてきて、最高の昼休みに。「雨降るなんて天気予報言ってたけど、どうなってんだ、暑いな」ブツブツ言いながらサトウさん釣りを楽しんでいる。

マーカスは「ムロいらっしゃい」と言いながら得意のシャクリ。すると浮きがストンと入った。「乗ってる乗ってる、この手応えはムロ」魚とのやり取りを楽しみながら綺麗なムロアジを釣り上げた。

やっとムロお出ましかと周りの釣り師も目の色が変わったが、僕が昼休みを終え青灯を後にするまではパッタリ。その後の釣果はどうだったか、今日確かめるのが楽しみだ。

さてブログ投稿はこのへんまで、お弁当でも作るとしますか。

写真は昨日の青灯。荷役仲間のトミじいも珍しく見学、で記念撮影?

MLB

2007-10-22 19:23:46 | Weblog
台風19号の影響は思ったほどでもなく、本当に良かった。

昨日未明風雨が強まり、外の様子を窺う為半開きにしてあった雨戸を締め切り、いよいよこれからかと、身構えた。天気予報では小笠原最接近はお昼ごろとの事だったし、避難所の開設も朝の8時と聞かされていたからだ。

ところがその後、風も雨も小康状態のまま、お昼前にはすっかり治まってしまった。後から分かったのだが、台風のスピードが速く、未明に父島の東を抜けて行った様だ。拍子抜けといった所だったが、大きな被害が出なくて本当によかった。

お昼前には妻と扇浦までジョギング。流石に歩道に小枝が散らばっていたが、大木が折れた様子もなく、一安心。しかしいつもは青い扇浦の海が、流れ出した土砂のせいか茶色く染まっていた。雨はかなり降ったようだが、考えてみれば乾ききっていた草木には、丁度良いお湿りになったかも。

さて今日は台風一過の青空と言うわけには行かず、雨は落ちてこなかったが、一日ドンヨリした曇り空。小学校の仕事を終え、帰宅、開口一番「松坂どうだった?」「何とか、勝ったみたいよ」と妻、ヤレヤレである。

レッドソックスとインディアンスのポストシーズン第7戦は、やはりかなり気になっていた。松坂自身、レギュラーシーズンの結果それに続くポストシーズンの結果、おそらく納得はしていないだろう。そして今日のピッチングも、スターターとしては最低限の仕事といった所だと思う。

しかしリーグ優勝を決める大事な第7戦、先発の機会が回ってきて、チームが勝利してしまう、松坂の生まれ持った何かを感じずにはいられない。

ワールドシリーズは松井のいるロッキーズVS松坂、岡島のいるレッドソックス、日本人ベースボールファンにとっては楽しみな対戦となった。そして松井と松坂は西武ライオンズのティームメート、そんな所でも興味深い。いずれにしても、今年も日本人プレーヤーが世界一の記念リングを手にする事に成る訳で、野球もベースボールにだいぶ肩を並べて来たと言うことかな。

そしてもう一つ、あの野茂が、ベネゼーラのウインターリーグで復活をめざし登板したとの事。かなり前のブログでも書いたと思うが、野茂無くして、松井も松坂も岡島も無かったと僕は思っている。皆、がんばれ!

写真は、昨日ジョギングの後前浜へランチしに行った時の物。

台風19号接近

2007-10-20 16:23:06 | Weblog
今日は土曜日、小学校はお休みだが、早くもオガマルの出航日。

まずは扇浦まで妻と早朝ジョグ、例の海の上に立って掃除する人、今日もやっている。パドルボードと言うらしい。遠くから見ていると何となくこっけいに見えてしまうのだが、やるとなかなか難しいらしい。

朝食を済ませ慌ただしく荷役の仕事へ。豊漁が続いているようで、鮮魚を積む冷蔵コンテナは、ほぼ満杯。しかし台風19号の接近で、しばらく漁どころではないかも。

昨日も書いたが、埼玉県の公立高校の修学旅行に合わせ、オガマルは通常より一日早い出航だが、今回はこの日程結果的に大正解。明日の出航だったらおそらく無理だっただろう。

来週小笠原小学校の6年生は母島移動教室。天候を気にする担任の先生に「来週お天気どうかな?」と聞かれ「下にちょこっと熱低がありますけど」なんてのん気に答えていたのだが、昨夜の天気予報を見てビックリ。熱低から変わった台風19号が明日には上陸しそうな勢い。これだから小笠原は油断できない。

一般客乗船の前に、桟橋に重そうな荷物とずらり並んだ300人を越える高校生たちが名残惜しそうにオガマルに乗り込み、南洋踊りに小笠原太鼓に送られ、オガマル出航。それぞれに、お世話になったツアーやガイドさんの名前を書いた布切れを振りながら、大声で叫びながら岸壁を離れて行った。彼ら彼女らに父島はどのように映ったのだろうか。きっと何人かは、何時かリピーターになってくれるのではと期待している。

帰りのオガマル、かなり揺れるだろうけど、ボンボヤージュ!

さてオガマル出航の後は、皆それぞれに台風養生。僕は例のウインドの道具一式を学校の裏に運だ後、小学校の飛びそうな物を倉庫に収納。と言っても、出勤していた先生がほとんど済ませてくれていたので、あっと言う間に終了。

そして今こうしてブログを投稿しているのだが、たった今、防災小笠原の台風情報が我家の受信機から流れてきた。明日小笠原に最接近、明朝8時には避難所を開設との事。明日は一日缶詰めになりそう。乾ききった島の草木には良いお湿りになりそうだが、台風直撃はちょっと勘弁。

写真は本日OFFの妻が久し振りにウェザーに上り(勿論自転車で、相変わらず元気です)撮ったもの。台風、近づいている感じだ。

メアジ初挑戦

2007-10-19 18:00:48 | Weblog
昨日のオガマル500名を越える乗船客だったが、なんとその内300名以上は、埼玉県の公立高校の修学旅行。何でも都道府県で修学旅行の日数の上限が決まっているらしく、それに合わせる為、今回のオガマル、通常より1日少ない父島中1日の航海。

観光客の少ないこの時期に300名を越える乗船客なら、小笠原海運もそれくらいの便宜を図っても当然だネ。

さて昨日の荷役は、まあレギュラーといった所の積荷の量、終了は3時半。最近釣りにはまっているバップさんが、師匠のマーカスとメアジ釣りへ出かけるという。「橋本さん、メアジ勝負しようよ」マーカスからの挑戦状。勿論勝負になるわけは無いが、メアジ釣り1度はトライと僕も参加する事に。

メアジは夜、しかも月の光の無い闇夜がベスト。昨夜は曇りで海も穏やか、マーカスいわく、「今日はいいぞ!」

4時半に青灯集合、まずは場所を確保し、周りの連中と釣り談議をしながらの準備、この時間もなかなか楽しい。雲を赤く染め、そして正面の山は、雲間から漏れてくる夕日に赤く染まった。こんな時に限ってカメラを持っていない事を後悔。バップさんの差し入れ、エビスBeer!を傾けながら気分は早くも最高。

さて肝心のメアジ釣り。はっきり言って、難しいが、メチャクチャ面白い。微妙なアタリに合わせるタイミング、マーカスはまさに神業。僕が見てると波に揺れているように見えるのだが、わずかな浮きの動きにサッと合わせる。そしてちゃんと乗っかって来る。

僕は浮きが沈んでから合わせる為、ワンタイミング遅いようだ。まあそれでも、何とか4本を釣り上げることが出来大満足。サイズも十分で引きも強く、釣っていてとてもエキサイティングだ。メアジ釣りにはまりそうである。ちなみに名人マーカスは12本をゲット。それでも御本人やや不満そうだった。

さて本日は昨日の高校生達が、観光ツアーに分散して参加しているようで、知り合いの観光業の連中、高校生ツアーのお相手で大忙しの様子。いつもとやや勝手が違うようで、苦笑いの人もいたが、なんだか島全体に活気がみなぎっているようで、こう言う企画なかなかよろしいのでは。

写真は、数日前朝一番から釣りした時の日の出。昨日はこの山が夕日で真っ赤に燃えていた。

入港前の一時

2007-10-18 10:24:02 | Weblog
今日はオガマルの入港日、その入港前の一時パソコンに向かっている。

この所のオガマル、潮の具合が良くないのだろうか、毎回定刻に遅れての入港である。今日も約1時間遅れ、12時20分、500名以上の乗船客を乗せての入港との事。

小学校の用務の仕事、本日は9時上がり。荷役の集合時間11時20分まで2時間以上時間がある。一旦自宅に戻り、サッと掃除機をかけ、さてどうしよう。ブログでも書くか、と言う事になった訳だ。

ここしばらく小笠原の天気はずーっと安定していて、朝方パラパラと雨が落ちてくる事はあるのだが、それもほんの一瞬で、ほとんどお湿り無しと言う日々が続いている。僕的には好天続きは大歓迎、おかげで0FFの日は海へ山へと忙しく遊びまわっている。

しかし草木にとっては、やはりお湿りは必要。先日妻とハートロックへ行った時も感じたのだが、山道に生い茂っている草に元気が無い。気のせいか、ハートロックのお気に入りの場所から眺める父島の山々も、何となく茶色っぽく見えてしまった。

そして小学校の校庭周辺に生い茂っている、ギンネムやクワの木を伐採したのだが、珍しく元気の無い奴がチラホラ有ったりして、そろそろ一雨必要かな、なんてガラにも無く感じてしまった。

そんな僕の珍しい気持ちが伝わったのだろうか、今日は朝からドンヨリした曇り空。荷役の仕事に雨は勘弁だが、どうやら父島のお天気もやや下り坂なのかもしれない。先ほど覗いたネットの予報では小笠原村、明日は一雨ありそう。

贅沢言わせてもらえば、夜中に降っていただき、昼間は晴天と言うのが僕の理想だが、そうそう勝手な事ばかり言ってられないネ。

そうこうしている内に、窓の外はなんだかやや明るくなって来た。どうやらこれからの荷役作業、雨の心配はなさそう。後は、めんどくさい積荷が少なければよいのだが、これは行ってからのお楽しみと言う事で。

写真は数日前の前浜の空。夏の雲は無くなり、父島の空も秋の気配。とは言うものの、お日様が出ると、まだまだ暑い!