小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

ライフライン

2006-09-22 15:14:13 | Weblog
台風14号はマジで来る。島全体が何となく躁状態だ。

今日は夕方帰宅のころには自転車は危険と判断徒歩で小学校へ。職員室には主だった先生方が集まって今日の対応を協議中、結論は授業は午前中、お弁当(この島は給食がない、皆手弁当、お母さん方は大変だ)を食べてから集団下校という事になった。

午前中はほとんど雨も落ちてこず、風もそれほどではないが910hPaに勢力を増した14号は明日の未明には間違いなく最接近、厳重な注意をと、防災小笠原の島内無線が告げている。その後島内唯一の公営交通機関村営バスの運行も今日の2時ころまでで明日は全面運休となった。

そして避難所!が福祉会館から小笠原高校へと変更の放送、おそらく福祉会館は海沿いにあり、より安全を期して高台にある高校へと変更になったのだろう、こりゃ冗談じゃなくヤバイヨ!

この島で長く生活している学校の事務の方も間違いなく電気と水は止まる、水は出来るだけ汲み置きしておいたほうが良いと言っていた。

副校長より「村の臨時職員の方は12時までと連絡がありましたので橋本さんどうぞ上がって下さい」との事。

ラッキー?かどうか良く分からないが今にも降ってきそうな空模様の中歩いているとクラクション、ルパンが我家まで送ってくれた、これこそラッキー。車の中でルパン曰く

「18年島にいてこんなデカイの初めてですよ、家中の保冷剤全部冷凍庫にぶち込みましたよ!」

停電になれば勿論冷蔵庫は役にたたない、少しでも貴重な食材を確保しようと言う事だ。

帰宅後まず空の焼酎のペットボトル4リットル2本に水の汲み置き、500のペットボトル4本を冷凍庫に、そして雨戸を閉め、電池のランタンの確認。帰宅した妻は今のうちに洗濯と小さな炊飯器で目一杯米炊き。後は早めにシャワーして浴槽に水を張らねば。

とりあえず出来る限りライフラインの確保である。

今午後3時を少し回ったところ、風が強くなってきているのが雨戸越しにはっきり分かる、おそらく次の投稿は停電が復旧してからと言う事になるだろう。内地の皆さんそれまでお元気で、人の心配してる場合じゃないね!

写真は今朝出勤途中に撮った町のお土産屋さん、台風養生バッチリ!