小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

復興

2006-09-24 15:45:00 | Weblog
台風一過と言う訳には行かず今朝の小笠原はドンヨリ曇り空時折大粒の雨も。

昨日は台風のため今日に延期していた土曜日恒例となっている念入りの掃除を。僕は風呂掃除の他、以前から気になっていた換気扇の掃除、台風とは何の関係もないのだがこの際という事で重い腰を上げた。おりしも我家の周りではあちこちで散らばった木々を集めたり、ホースで水をかけ壁を洗ったりと早くも復興の足音が聞こえてくる。

今回の台風被害による様々なゴミは、今日の夕方5時までに道路脇に出して欲しいと防災小笠原の島内無線が告げていた。

掃除を終え妻と視察も兼ね扇浦までジョグ、昨日は町の方を歩いて見たがそれに比べ扇浦のほうは被害がひどいようだ。途中ところどころで歩道を遮る倒れた木を妻と2人で端に寄せながらのジョギングとなる。そして扇浦では今まで何度もジョギングの途中、その綺麗な花で我々の目を楽しませてくれたデイゴの木の並木が、根こそぎほとんど全部倒されて歩道をふさいでおり、我々の手ではどうしようもなくやむなく車道を走ることになってしまった。

そんな道を荷台に山のように木々を積んだトラックが行き交う、島はいたるところで復興に向けて動き出している、こんな時ジョギングはちょっと不謹慎かなと妻と走りながらやや反省の会話。

午後からは気になっていた小学校の様子を覗いて見る。先生方が集まって午前中から後始末を始めていたようだ、ちょっとバツが悪かったが済んだ事はしょうがない、途中から一生懸命お手伝い。午前中の雲はどこへやらカンカン照りの天気となり校庭の倒れた大木を車道まで運ぶのに大汗を掻いてしまった。

今学校から戻りこうしてブログを投稿しているのだが、ふと我家の窓から外を見ると明らかに景色が違う。台風のため飛ばされてしまった木々がなくなり以前と比べ物にならぬほど視界が開けてしまった。そしてこの際と言うか大家さんが中途半端に倒れ掛かった木を切り取ってしまい整備された感じがする。

台風の猛威を改めて実感すると共に、島人の力も負けてないなとそのパワーを痛感。

写真は小学校の前の道路に山積みされた台風被害による木々の山、いったいこんなに沢山どうやって運ぶのだろう?