小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

お天気に恵まれたGW

2007-05-05 20:37:27 | Weblog
小笠原のGWも今日が最終日。このGW最後の着発便オガマルの出航で、チョッピリ寂しいが普段の小笠原の生活が戻ってくる。

それにしても、ほとんど毎日が雨模様だった昨年のGWを思えば、今年は本当に好天に恵まれた。着発便の第一便、4月29日入港のオガマルが連れて来てくれた太陽は、今日の着発最終便出航まで、途中何度かあった雨模様の天気予報をものともせず、日中はほとんど雨の無い好天の連続だった。

この連休小笠原を訪れた観光客の皆さんは、それぞれの小笠原を思う存分満喫できたのでは、そして観光業の皆さんにとっても、実り多いGWとなった事だろう。荷役仲間で観光業を兼業している人の中には、毎日朝から晩までツアーがビッシリ、かなりお疲れモードの人もあったが、まあそれも嬉しい悲鳴だよネ。

さて今日のオガマル、定刻より10分早い、11時20分の入港。そしてなんと乗船客数が60人足らず、これには流石ににビックリ。ある船員さんも、こんなに少ないのは記憶に無いと言うほど。

乗船客に比例して積荷が少ないと言う訳ではなく、今日も車3台他それなりに積荷はある。オガマルは貨客船、人だけではなく島の生活を支えるあらゆる物資を運んでいる訳だからネ。2時の出航時間に何とか間に合うよう、当然の如く昼食抜きで皆必死の荷役作業。大きなトラブルも無く、1時40分過ぎには最後のコンテナを積み込み、作業終了。

しかし今日の乗船客の多さにはビックリ。通常乗船開始は1時30分頃なのだが、30分早い1時からの乗船開始。おそらく1000人近い人が乗船しているはず。二等船室は隣の人との間が無く、寝返りも打てないほどの状態とか。通路やロビーなどの公共の場所も毛布を敷いて寝る人に占領されてしまうほどらしい。25時間半の船旅は本当に長い物となりそうだ。

それにしても、今日1日で島の人口が1000人ほど少なくなる事になる。住民の数が約2000人の島、1000人と言う数がこの島の生活にどれだけの影響を与えるか、ご想像いただけるだろうか。

島の観光業関係の皆さん本当にお疲れ様でした、これからが皆さんのGWですネ、しばらくゆっくりしてください。そして次のピークは夏休み、又オガマルの着発便も、荷役の仕事もそれまでは一段落かな。

写真は、工事の終了した青灯の横を満員のお客を乗せて出航していくオガマル。妻の話では、岸壁側に乗船客が集中する為、船が傾いていたとか。