MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

枯野

2016年01月24日 | 写真俳句

同じ町に10年以上も住んでいて、
散歩する公園やポタリングする場所が一定化すると、
自然と顔見知りの人が増えてくる。

以前、矍鑠(かくしゃく)として公園を散歩していた知人は、
最近ではやや前傾姿勢になり、歩く速度も遅くなっていて、
遠くからでもその知人のことが特定できるようになった。

先日、川で久し振りに出会った知人も前ほどの元気さは見られず、
枯野のなかに消えてゆく後姿には、なんともいえない寂寥感が残った。

寒さで立ち話も短くならざるを得ないこの時期だが、
年を経るごとに、私の「嫌寒」の度合いも増してきているようである。
コメント