MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

薄荷に取付くアブラムシ退治

2011年10月01日 | あらかると

野原で見つけて採って来た薄荷(巻頭の写真)は意外に生命力があって、
切り採って持ち帰ったものや、
アブラムシ退治の手入れ中に折れたものなどを、
水を入れたペットボトルに差し込んでおくと3日ほどで小さな根を出し、
15日もすると下の写真のように見事な根になった。


根を出したものは植木鉢などに植えたのだが、
いつの間にかアブラムシが住み着き、その後の成長は捗々しくなかった。
下の写真の右上奥の葉がやや縮れているが、
アブラムシによって成長が阻害されていたのである。

退治しても退治しても沸いてくるアブラムシのため、
さすがに手をやき市販の殺虫剤を散布しようと考えた。
しかし、
薄荷の葉は食用としてそのまま利用したいので農薬などの薬品は使いたくないのである。


地道に葉の下を探したりして人力で退治してきたが、
繁殖力が強く3日も放って置くと元の木阿弥で、
下の写真のようにあちこちに発生してしまう。
で、「木酢液」が良いと言う情報があったので、
散布してみたが、効果は余りなく今日も手作業で退治した。


下の写真の小さなアブラムシは、葉や茎から樹液を吸い、
1日か2日で幹の下に隠れている大きさになってしまう。
小さなアブラムシだが、腹がパンパンになるほど樹液を吸っているので、
成長点の葉の先端に住み着かれると薄荷は生長しない。

また葉の裏に住み着くと、
自分たちが太陽光線から逃れるため、葉をカールさせてその中に住んでいる。
それにしても良くここまで自分たちを進化させて来たものだと感心してしまった。
が、感心してばかりはおれないので、
今年は食への利用を止め、最後の手段の薬品散布しようと思っている。

毎日のように100匹以上のペースで退治しているのに、絶滅することがない。
薄荷の生命力には感心したものだが、
アブラムシの繁殖力には薄荷も私も音を上げてしまった。


来年こそは美味しい「無添加のハッカ飴」を作りに挑戦予定である。
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