21世紀の森と広場の「光と風の広場」の芝生刈り取り作業は、
放射能除染ではなく「放射線量軽減のための芝生の深刈り作業」だった。
深刈り作業なので芝生の根は残っていて、
いずれ芽が出てきて再び芝生の広場になるのだという。
一部の樹木が紅葉が始まっている「光と風の広場」周辺。
来年五月には再び芝生の広場が蘇ると言う。
深刈り作業中の作業車。
見ていたが人の歩く程度の速度での刈り取りは意外と早かった。
刈られた土砂交じりの芝生は、公園内を縦貫している道路の、
陸橋の下(野草園近く)にうずたかく積まれていたが・・・
放射線量等はどのようになっているのであろうか?
心配するほどのことではないと思うが、やはり気にはなる。
陸橋を境に、向こう側が「光と風の広場」で、
入れないようにフィンスで囲われている。
広場の外側には遊歩道があり、その部分は利用ができ、
散策や、ウオーキングやジョギングを楽しむことは出来る。
橋の上には警察官が二人、
ここは4車線の広い直線道路なのでスピードの一斉を良くやっています。
下の写真は、4月25日に撮った写真。
小学生や幼稚園児たちの課外授業で良く使われている。
写真のように座学や食事の時は直接芝生に座ることが多いので、
もう少し早く放射線量軽減処置をすべきではなかったと思うのだが・・・
巻頭の写真は、芝生のなくなった土の上に群がる山のカラス(ハシボソガラス)たち。
で、
この写真を撮っている時、
公園内で挨拶を交わしたり短時間の談笑をすることのある知人に声を掛けられた。
「何を撮っているんですか?」と・・・、
知人と言っても名前も素性も知らないが、公園内では「顔役」のようである。
巻頭の写真のようにカラスを撮っていたのだが、
「除染の芝生の様子を・・・と思って」
「芝生は泣いているけどカラスだけは嬉しそうだね」
どうやらカラスを撮っていたことはばればれのようだった
「柵があって人が寄ってこないからカラスも吃驚しているだろうよ」
「然り!」
「放射能は見えないしベクレルとかシーベルトなんてよく判らん、
私らはもうすぐ居なくなるからいいけど本当のことはどうなんだろうなあ」
「どうなんでしょうね」
「原子力保安委員の女性問題はどうしちゃったのかね」
「事務所以外なら問題にもならなかったのにね」
「官僚や学者が何でも『想定外想定外』と言っているが、孫に小遣いをやったら『想定外』だってさ」
「想定外で片付ける日本人ばかりになっちゃうのかナァ」
そんな他愛のない話をしたが、毎日ウオーキングにやってくると言うお爺さんは、
真夏にも汗びっしょりでウオーキングをしているのを見かけています。
私もそんな元気な爺さんになりたいものだが・・・・
今現在でも体力的に負けているので、無理です!!