MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

桔梗草は無残に刈られたが・・・

2011年06月10日 | あらかると

先日21世紀の森まで、いつものコースとは違ったコースで散歩した。
公園の目的入り口は南口。

コースといえば、サラリーマン時代は毎日のように通勤経路を変えていた私です。
いつもの道ばかり歩いていると、発見するものも少なくなり、
結果的に無味乾燥的な日常になりやすいので、
「身近なものから変えてみる」ということは日常の打破に役立つことが多かったのです。


「21世紀の森と広場」公園と道路の境界線の斜面で、
見慣れない紫色の小さな美しい花を発見した(巻頭の写真)。
よく目立つ花だが、私にとっては初見の花だった。
最初は数株があった程度だったが、
歩が進むにつれて群生地に近い位の様相を呈してきた。


花の名前は「キキョウソウ」で、
花の形と色がキキョウに似ているので付けられた名前とのこと。
群生していると「撮ってみよう」という気持ちにさせてくれる花である。


で・・・・・
同じ道を今日も歩いたら・・・
楽しみにしていた「キキョウソウ」自生地は見事なほどに綺麗に刈られてしまっていた。


ある蝶の愛好家が蝶の幼虫を発見し喜んでいたら、
近くに「近日中に消毒の予定」との看板があり、それを見て、
「幼虫は死んでしまうのだろうナァ」と悲しがっていたが・・・
行政としては蝶よりも害虫駆除、草花より雑草刈りが大切なのである。

全部刈られてしまったのかナァと思いながら歩いていると、
斜面の終わり付近に5mほど刈込がされていない場所があった。
そこにはまだキキョウソウが咲いていた。
さすがに松戸市・・・市行政としての放射能検出作業もそうだったが、
ただ業務をこなすだけではなく色々考えてやっている(と思う)のが素晴らしい。
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