MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ベランダ菜園

2010年06月23日 | たべもの・料理
団地の塗装工事も終わり団地にも平穏の日々が戻ってきた。この工事のためにそれまでベランダで楽しんできた草花や実用野菜は半分以上処分せざるを得なかった。
鉢植えの球根ものやシンビジュームや君子蘭については、すでに住み着いている虫除けのためビニール袋に入れて室内で管理したが、プランターのものはすべて処分した。

ベランダは2週間ほど前から使える状態だったが、やっとプランターに土を入れる作業が終わり、まずは巻頭の写真の種を蒔くこととした。

両方とも過去に栽培をしたことがあり、意外と重宝したことから今回もそれを選定。
「大葉青しそ」は漬物の香り付けや料理の薬味など多方面に利用できるのがいい。しかし、夏場のベランダは日当たりが悪く、これまでは繁茂するほどには成長しなかった。それでもこれを選んだのはTVCMで知った「ペンタガーデン」という「日陰でも光合成を促進するので室内でもトマトが育てられる」という天然肥料を知ったため。

「バジル」は以前採集した「スゥィートバジル」の種が沢山あったが、探しても出てこないため新たに種を買って来た。
バジルは日陰でも良く育つので、スパゲッティ料理には重宝した。
ニンニクとオリーブオイルとバジルをフードプロセッサーで粗微塵にして、自己流バジルソースを作って通年楽しんだりもした。保存のため、ニンニクとバジルの合計重量の20%の塩分(梅干と同等の塩分濃度で腐らない塩分濃度にした)を加えている。

バジルソース用に、青森県田子産の有機農法の低農薬でかつ芽止材(芽が出ないように農薬処理したもの、今は同じ物は使われていないと思うが、数年前に発がん性が指摘されたことがある・・ニンニク栽培農家から聞いた情報なので多分消費者には伝わっていない)を使っていないホワイト6片種ニンニクも手配しました
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梅雨晴れ

2010年06月22日 | 写真俳句

梅雨の晴れ間に近くの貸し農園に花を撮りに行った。濡れている花の雫は、単純な構図であっても花に変化をもたらしてくれるので、雨の直後の撮影は面白いのである。

農園の入り口にはグラジオラスが綺麗に咲いていた。近寄ってファインダーを覗いたら黒い点が動いた。蟻だった。雨が上がるとともに蜜を求めに来ていたのだろう。
蜜を巣に持ち帰るのは働き蟻の仕事だが、鮮やかな花芯で蜜を求めている姿は、働き蟻のつかの間の宴のようでもあった。

華やかな宴はサラリーマン時代には何度も経験してきたが、一線を退いた今は、心ときめくような宴は遠のいてしまった。
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近隣をポタリング

2010年06月21日 | あらかると

午後からは晴れて気温も30度近くに成るとの予報があったので、午前中に地元をポタリング。
ウオーキングでもよく言っていた川岸に「ラベンダー(巻頭の写真)」を見つけた。遊歩道を挟んだ反対側が市民農園になっているので、誰かが植えたのであろう。
ラベンダーの香りは人々に安らぎを与えるが、蝶やハナアブが他の花に比べて多く集まっているのは、蝶たちにとっても好ましい蜜の味なのかもしれない。

紋白蝶や紋黄蝶が飛んでいたが近寄ると警戒して逃げてゆく。それでも我慢して待っていると、やはり蜜の味には勝てないのか向こうから近づいてきてラベンダーに止まった。
(下の写真、紋白蝶や紋黄蝶はラベンダーの色に対して明るすぎるので、露出補正をマイナスに補正して撮影し、更に画像ソフトなどでアンダー気味に加工すると良くなるようです)
紋黄蝶の複眼がグリーン色であることを初めて知りました。


近くには「ヤマトシジミ(蝶)」が隠れるようにして蜜を吸っていた。小さい蝶でしかも羽の表が褐色色なので見逃し易いが、羽の裏側には美しい模様がある(下の写真)。


昨年は色づいた頃に誰かに採取されてしまった草苺(名前不明)が、今年はたくさん実をつけていた。熟した実を一個採りその一粒を口に含んでみたが、酸味のある柑橘系の甘さがあった。しかし意外と大きめの種があって食感はあまり良くなかった。

下の写真は春先に撮った草苺の花。


川の中州ではカルガモたちが羽を休めていた。普通に見ていたら同じ大きさなので見落としてしまうが、立っているのが警戒中の親で、座っているのが子の様である。

5月にはまだ下の写真のような家族でした(5月12日撮影)。


「川鵜」も一段と太ったようだ。この川には大量のボラの子が海から昇ってきているので餌には事欠かないようだ。それにしても太り気味だと思うが・・・・
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ある団地の花壇

2010年06月19日 | あらかると
散歩などで年に数回利用するある団地の通路には棟から棟に続く花壇がある。
広いところでは通路の両側が花壇になっている場所があり、今が花の見頃になっている。
古い団地なので高齢化が進んでいるが、毎年のように様々な花を咲かせているのは素晴らしいことである。

巻頭の写真は珍しい葉に「斑(ふ)」の入った紫陽花。
この紫陽花のように珍しい花も多いが、やはり田舎で慣れ親しんだ花に出会うとついついシャッターを押してしまう。

下の2枚は同じ場所からの撮影であるが、構図をやや変え、ピントを前後にずらすだけで全く違う写真になる。花は矢車草(ヤグルマギクともいう)、ムギナデシコ、スカシユリ、撫子などまさに百花繚乱の様相であった。


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ブルーギル天国

2010年06月18日 | あらかると
松戸市の「21世紀の森と広場」には「千駄堀池」という大きな池があるが、昨日その湖面をひらひらと飛翔する「チョウトンボ」を発見した(巻頭の写真・2007撮影)。昨年も一昨年も見ることが出来なかったが(真夏には余り行かないので・・)、自然繁殖しているようだ。
千駄堀は近隣では珍しく蜻蛉の種類も多い。

チョウトンボがかすめていった水面を見ると、ブルーギルの魚影が見られた。丁度広場を流れる小川の落ち込み近くで水は濁っていたが、魚の口元近くの前鰭(首=ギル)の斑点が青い色(ブルー)であることから判断できた。

浦和に住んでいたころは秋ヶ瀬を流れる荒川で、へら鮒の外道としてよく釣れた。テトラポットの陰などに隠れていて、ミミズなどを落とすとすぐに寄って来て食べる程で、動くものにはよく興味を示す。

この千駄堀のブルーギルもそれに違わず、大豆ほどの小石を投げたら2,3匹が寄ってきた。

水槽などで飼うと人にも馴れ、餌をあげるときに水槽を叩きながらやっていると、水槽を叩いてだけで目を「ギョロッ」と動かして視線を水面に向ける。その仕草がユーモラスで面白いのである。
しかし、2005年6月に施行された特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)で特定外来生物に指定されたため、愛がん・鑑賞の目的で新たに飼養することは禁止され監督官庁の許可がなければ飼えなくなってしまった。丈夫な魚で容易に飼育できたのに・・・・


ブルーギルが他の魚の卵や川海老などの水生生物を捕食する雑食性であることから指定されたのだが、千駄堀の浅瀬に行くと目高やカダヤシ(蚊絶やし・下の写真、目高との判別は背鰭から尾鰭までの長さが長いのがカダヤシ)が見られ、さらに蜻蛉の種類も豊富なことから「良いバランス」の状態なのかもしれない。
千駄堀での釣りは禁止(子供たちのザリガニ釣りのみが許可されている)なので、水生動物たちにとっては天国といってよいかもしれない。

日本目高も飼っていた事があるが、その中に2、3匹カダヤシが紛れ込んでいて目高を絶やしてしまった。カダヤシはグッピーなどと同じように胎内で孵化し「子供の状態」で生まれるのだから、卵の状態で産み落とされる目高が「絶滅危惧種」となったのも納得のいくところである。
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