MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

あやめ・杜若・花菖蒲

2010年06月15日 | あらかると
あやめ・杜若・花菖蒲の見分け方が判らなかったので調べてみた。下の3枚の写真はこれまで同じものだと思っていたが、大きな違いが・・・・。






先日、菖蒲田で「あやめと花菖蒲の見分け方わすれちゃった」という言葉を耳にした。その言葉を耳にしたとき「そういえば私も知らないなぁ」と思った。で、調べてみた。

写真は上から順番に、あやめ、杜若、花菖蒲なのだが、遠くから見ただけではその区別は難しい。

見分け方は、
花弁の根元から黄色い線が出ているのが「花菖蒲」、
それが白いのが「杜若」、
模様が編み目になっているのが「あやめ」
ということである。

田舎の家の周りには黄色い「あやめ」が咲いていたことがあって、最近まで黄色の花が「あやめ」とばかり思っていたが、これは「黄菖蒲」が正しい名前だった。下の写真
キショウブの学名は「Iris pseudacorus L.」なので上の三種とは違う仲間であった。
花菖蒲に黄色い花が無かったことから、明治時代に欧州から輸入されたが、野山で自然繁殖するに至り、「要注意外来生物」に指定されている。


ちなみに、三種とも分類的にはユリ目(Liliales)アヤメ科(Iredaceae)アヤメ属(Iris)で、学名は花菖蒲が「Iris ensata Varensata(花言葉・情熱、伝言、優しい心、信頼)」、アヤメは「Iris sanguinea(花言葉・気まぐれ、神秘な人、良い便り)」、カキツバタは「Iris laevigata(花言葉・気品、幸運、幸福、贈り物)」となっています。

巻頭の写真は昨年撮ったものの乾燥地に咲いていたので「ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)」と思っていたが、今回の調査で花の大きさや葉の形から「アヤメ」とわかった。下の写真はジャーマンアイリスの一種。
コメント