MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

近隣散歩と大和小灰蝶

2016年06月22日 | あらかると


早朝から雨が降っており、8時ごろには雨が止んだものの、
降雨中と降雨後の空模様には余り変化は無く、
いつ降り出しても不思議の無いような状態だった。

遠景は霞んでおり、小雨が降っているようにも見える。
下の写真はいつも散歩に行っている「大町公園」方面(約3.5km南)たが、
やはりこのような状況では出掛けられない。


ということで、
我が家から半径300m程の近隣をカメラを担いで散歩。

団地と団地の間にある通路際の酢漿草(カタバミ)の花で、
「大和小灰蝶(ヤマトシジミ)」が吸蜜している姿を発見した。
黒い模様の中に数個のハート模様が見られるのもこの蝶の特徴かも知れない。


翅を開くと青色に輝くため、ルリシジミと間違えられることもあるが、
ルリシジミの斑点模様は薄くその数も少なく華奢である。
ちなみに、
カタバミはヤマトシジミの幼虫の唯一の食草であるといわれ、
カタバミが自生する場所ではヤマトシジミの飛翔や幼虫が見られる。


狗尾草(エノコログサ)の葉の上では、番の交尾姿もあったが、
模様がやや大きめで力強さのあるのが雄で(下の写真右側)、
模様の色がやや薄めなのが雌のヤマトシジミ。


蝶の近くには今が花期となっている、
「姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)」が咲いていた。


さらに、この時期が花期の「ネジバナ」もあちこちで咲いていた。
曇天の下では余り目立たないが、太陽光を受けている姿には、
はっとするような美しさがある。


近隣散歩ということで、顔見知りの人にも会いかねず、
公園のように自由気ままに写真を撮るという事ができないため、
撮りたい物が撮れる状況ではなかった。

巻頭の写真は「ヒメジョオン」
どこでも咲いていて珍しくも無いが、
土地の酸性度(?)などによって変化する花の色が面白い。
コメント