MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

梅雨晴間の中の昆虫達

2016年06月17日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


沖縄地方の「梅雨明け」が発表されたが、
当地も久し振りの青空が戻った。

ということで、3日ぶりに大町公園へ。

開園まもない園内はまだ湿度が高く、無風状態だった。
そのためか、
昨日の雨から生まれた「玉の露」が残っており、
露の中を通過した朝日が、レンズ効果により輝いていた。

下の写真、露の影の中央の白い円は太陽の形であり、
日食の時は、欠けている形で投影される


露に塗れた草叢には多くの昆虫が住んでおり、
一部は玉の露をもろともせずに、日光浴や採餌をしていた。

「蟷螂の子」
玉の露が一部壊れているが、子蟷螂が歩き回ったのかもしれない。


「フキバッタ若齢幼虫」
日光浴中で見るからに気持ちよさそうである。


「硫黄色走蜘蛛(イオウイロハシリグモ)」
周囲は玉の露ばかりだが、このような状況の中でも、
採餌の体制は崩していない。
大きな蜘蛛だが人の気配を感じると一目散に逃げてゆく。


「オオシオカラ」
途中でショウジョウトンボも見かけたが、止まることは無かった。


「ベニシジミ」
真っ赤な薔薇の花弁に止まり、日光浴中だった。


見事な玉の露を結んだ「イネ科の植物(カモジグサ?)」
10時ごろに吹き始めた風に散ってしまったが、
この美しさはもう少し撮って置くべきだったと・・・・・


巻頭の写真は、ピクセル等倍で上記の写真からトリミングしたもの。
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