MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

山藤と犬桜が開花し、青筋揚羽蝶と褄黒豹紋蝶が翔ぶ

2016年04月19日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


日々に変化する大町公園の自然に目が離せない状況で、
今日もたぶん好天が予報されている明日も大町公園へ・・。

昨日は蕾みだった「山藤」が開花をはじめた。
また、薔薇園にある藤棚も数多くの蕾が下がっており、まもなく開花すると思われるが、
満開になったらさぞや壮観な藤棚になることだろう。


さらに、昨日の蕾みの状況から開花しそうだった「犬桜」が開花を始めた。
染井吉野などと同じ「バラ科桜属」だが、
2007年山と渓谷社発行の「新日本の桜」には掲載されていなかった。


園内のあちこちに自生しているクレソンは今が花盛りであり、
その花蜜を求めて様々な蝶がやってくるのだが、
スジグロシロチョウの幼虫の「食草」でもあるようで、産卵行動も見られる。

「スジグロシロチョウの産卵」


スジグロシロチョウの直ぐ近くに現れたのが、
黒地に青の透かしが美しい「青筋揚羽(アオスジアゲハ)」。


アオスジアゲハの棍棒状の触覚は先端近くで湾曲し(揚羽蝶の特徴)ているので、
なんとなく「コンニチハ」とでも言っているようである。


と、次には「褄黒豹紋(ツマグロヒョウモン)」が現れた。


口吻(ストローのような器官で蜜や樹液、水などを吸う)を花芯に伸ばし、
花蜜を吸っている。


午後の逆光で翅が透け、後翅が表の模様と裏の模様が写り込んだ。


アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、スジグロシロチョウは、
距離が近付くと追っかけあっていたが、
それが縄張り争いだったのか、雌と間違えて「妻問い」したのかは不明だったが、
触れ合うほど近付くことはなく、やがてそれぞれに飛び去っていった。
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